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採用担当者の本音も聞ける? ネットで得られる就活情報を集めてみた


はてなブックマークでは、就職活動シーズンになると就活関連のエントリーは盛り上がりを見せます。そこで話題になっているのは、就職活動に役立つサイトやエントリーから、既に社会で働いているビジネスパーソンからの本音トーク、あるいは現在の企業の採用活動のあり方そのものについて考える記事など、本当にバラエティに富んだ内容です。以下では、そんな就職活動関連記事のいくつかを紹介します。

まずは就活の定番リンクから


就職活動の定番リンクとしては、以下のようなものがあるようです。
就活サイト

どれも有名サイトですが、そのサイトでしかエントリーできないという会社も多く、また各サイトによって得意分野があります。
リクナビ vs 毎ナビ vs 日経 vs en 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww
口コミ情報サイト

これも多くのサイトがあるようですが、特に上の二つが有名なようです。上の方は、面接で聞かれた内容から内定者のESまで掲載されている「みんなの就職活動日記」。下の方は、何のかんので多くの学生が見ている「2ちゃんねる」の就職活動板。就職偏差値ランキングのような刺激の強い情報が多いのが特徴です。
就活術指南
はてなブックマークでは、例えば以下のような就活指南エントリーやサイトが話題のようです。

両方とも東大生というやや特殊な立場の学生が書いたもので、そのまま全ての学生に役立つかは難しいところですが、一つの理想型として参考にはなるのではないでしょうか。

こちらもやや特殊ですが、年齢が高くなりすぎて普通の新卒採用での就職が厳しくなってしまった人向けの記事です。

企業をどうやって選ぶか?


以前、はてなブックマークでは、以下の記事が話題になったことがあります。
「10年は泥のように働け」「無理です」――今年も学生と経営者が討論 − @IT
ある程度自分が働く企業を選べる立場の学生にとっては、国内の大企業で働くか否かというのは非常に大きな選択肢のようです。特にはてなブックマークでは、ITに興味の強い学生が多いこともあってか、大企業がよいかベンチャーがよいかという議論がしばしば為されています。

こうした問題で悩んでいる方には、参考になるのではないでしょうか。
ただ、こんな意識の高い悩みを読んでしまうと、「自分は就職できるのだろうか」と怖くなってしまう人も多いかもしれません。そもそも実際には、多くの人は大企業もベンチャーも選びませんし、会社の規模だって就活で考慮すべき要素の一つでしかありません。大事なことは、本当に自分と縁のある企業に出会えるまで、諦めずに就職活動を続けることでしょう。

社会人ってどんなことをしているの? ネットで社会人の実像を知ってみよう


多くの学生にとって、いったい企業の中でビジネスパーソンが何をしているのかというのは、なかなか想像が付かないことかもしれません。

何となく格好良さそうな名前の職業を志望して入社してみたけど、実際に入ってみたら地味な仕事ばかりだったという話もしばしば聞くところです。その点、現代はブログやSNSがあるわけで、それらを通じて企業ガイダンスなどで聞かされる華々しい仕事内容からは見えてこない、社会人の実像を知ることも出来そうです。

こちらは、学生向けにブログ「H-Yamaguchi.net」の著者が書かれた記事。勇気づけられる人も多いのではないでしょうか。

面接官だって不安 企業の採用担当者が書いた記事


採用担当者に学生向けのブログを書かせている企業は多いようですが、さすがに会社のブログで本音トークをする社会人はあまりいないように思われます。その点、匿名掲示板や個人ブログなどでは、伸び伸びと自分の本音を語っている採用担当者の方も少なからずいるようです。採用基準は会社によって大きく違うものなので全てが参考になるわけではありませんが、就職活動で出会う人事の方に、変に構えずに接することが出来るようになれるかもしれません。彼らも不安の中で、手探りで採用活動を行っていることが、以下のエントリーからは分かると思います。

特に一番下の記事は、今年4月の就職活動の最中に公開されて、多くの学生からコメントが付きました。
また、以前、弊社はてなの採用担当者へのインタビューを行った記事を、はてなブックマークニュースでは配信しました。興味のある方は、こちらもぜひお読みください。

最近の就活はキモい!? 就職活動について考え直すエントリー


先日からはてなブックマークで、求人情報サイト・リクナビを運営するリクルートの元社員の方が書かれた、以下のエントリーが話題になっています。
リクナビに頼らない就活 - マロリーな日日(にちにち)

リクルートはその昔、求人情報を世の中に解放して、自由に仕事を選べるという素晴らしい社会を実現したし、元社員としてもそれを今でも誇りに思っています。でもね、現在の情報量爆発とITの時代に、いつの間にか、キモくなったシューカツに対して、このままで良かったんだっけ、と振り返ってみるのは、やはり業界最大手の役目だと思うのですよ。
・・・(中略)・・・
これが、もし結婚だったら、カルト集団そのものだよね・・・。

昨年は、就活学生・企業・就職情報サイトなどの本音を伝えた『就活のバカヤロー』という書籍が話題になりました。学生や企業に多大な負担を与える現在の就職活動のやり方が決してベストではない、と考える人が少しずつ出てきているのかもしれません。

就活のバカヤロー (光文社新書)

就活のバカヤロー (光文社新書)

近年の過熱気味の就職活動戦線について省みている記事としては、以下のようなものがあるようです。

また、現在、多くの日本企業が行っている採用手法そのものが、もはや現代の日本が置かれている時代状況にそぐわないものになっているという意見もあるようです。

忙しくストレスの溜まりやすい就職活動の合間に、こういうエントリーを思い出して、ちょっと現在の自分の姿を客観的に眺めてみるのも大事かもしれませんね。

文: 稲葉ほたて

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