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ディレクターが衝撃告白!極秘開発サービス「うごかないメモ帳」とは

暮らし インタビュー


■順風満帆なサービス、しかしその先には・・・

nmy 「うごくメモ帳」は確かに素晴らしいサービスです。それは認めざるを得ない。

神妙な様子で語りだしたid:nmy。ではなぜ、「うごかないメモ帳」を開発しているのか。

nmy 素晴らしいからこそ「このままでいいのか」とずっと考えていました。現状に満足するのではなく、もっともっと先を見なければいけないのではないか、と。動くとはなんなのか、その美学はどこにあるのか…。日夜、チームメンバーで論議を交わし、「動く」を追求し続けました。



文字通り頭を抱える「うごメモはてなチーム」

nmy そんな時、あるメンバーがこんな発言をしたんです。「高速で動く…それはつまり止まっていることではないのか」と。鉛筆を高速で上下に振っていると、まるで止まっているように見えますよね。それと一緒で、「動く」ということはすなわち「動かない」ことに終結するのではないか…。メンバー全員がこの意見に賛同して、「うごかないメモ帳」の開発が決定しました。


「それだ!」全員の気持ちがひとつになった歴史的瞬間だ

■過酷な試練ののち、女神が微笑んだ

ミーティング後、id:nmyは企画書も書かず、id:jkondoへ開発許可を求めた。その斬新すぎるアイデアに、さすがのid:jkondoも困惑。しかしid:nmyの熱意に押され、開発を許可。「うごメモはてなチーム」は「うごかないメモ帳チーム」に華麗なる変身を遂げた。さらに、会社の予算の約7割を「うごかないメモ帳」の開発費用とし、まさに社運を懸けた一大プロジェクトがスタートしたのだ。
しかし、世知辛いご時世、そう簡単に開発は進まなかった。

nmy それはもう、想像を絶する過酷な開発でしたね。「動かない」気持ちになるため、毎朝1時間の静止、出社後もチーム全員で1時間静止、ミーティング中も静止。なかなかプランが進行せず、苦労しました。


文字通り頭を抱えるid:nmy

nmy サンプルを作っては実証実験の繰り返し。「風速1メートルで表紙がめくれた」「3メートルでは5ページまでめくれた」って、みんなで大騒ぎ。やっぱり、どう頑張っても動くんですよ。「まあでもそれは仕方ないよねー」って言って、ようやく試作第一号、通称・初号機が完成したんです。



ニンテンドーDSiとうごかないメモ帳・初号機の当社比


■拡張性に富んだ「うごかないメモ帳」の実力


「ほらほら!タッチしても何も起こらないんですよ!」


いくら話を聞いても見えない、「うごかないメモ帳」の特徴。あのー、一体何ができるんですか?

nmy まず挙げられるのは、その拡張性の柔軟さ。現在、「うごメモ」では黒・赤・青色しか使用することができません。しかし「うごかないメモ帳」なら、ペンさえ揃えれば、黄色だって緑色だってラメ入りだって使うことができる。これは「うごメモ」ユーザーから見れば、まさにレボリューションですよ!今話題になっている3Dだって、貼り絵で簡単に実現できる。こんなに柔軟性に富んだサービスは、僕も見たことがありません。

・・・はあ。

nmy 何より素晴らしいのが、必要な情報を破いて持ち運べるところですね。ニンテンドーDSiは硬くて破けないでしょ(笑)。「うごかないメモ帳」なら、お買い物だってサクサクです。広告の裏紙を再利用すればゴミも減らせるし、複雑な操作がないので子供からお年寄りまで使える。エコでバリアフリーなデキるヤツですよ!


nmy家の買い物リスト。以前は「うごくメモ帳」に書き込んでいたそうだ

■俺たちは歩み続ける・・・「真のうごかないメモ帳」開発のために

しかし「まだまだ問題は山積みだ」と語るid:nmy。その胸の内を語ってもらった。

nmy 「うごかないメモ帳」と言いつつも、実際はまだ動く。ページもめくれるし、人に渡すこともできるし、さっき言ったように破ることもできる。それはとても便利なコトなんですが、やっぱり僕たちが目指しているのは、「不動のメモ帳」なんです。初号機のバグと利便性をどこまで取り除くことができるか。これから取り掛かる弐号機は、まったく動かない地域に根ざしたものを構想しています。


迷走――そんな二文字がピッタリと当てはまるid:nmyの言動。「うごかないメモ帳チーム」そして株式はてなはどこに向かっているのか…。今後も目が離せません。

4月1日はエイプリルフールです。

文: タニグチナオミ

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