2001年の誕生から今年で10年目を迎え、今や35万人が愛用している「ほぼ日手帳」。そのほぼ日手帳から初めて、ビジネスシーンに向けた「ほぼ日手帳 2011 WEEKS」が発売されました。左のページに1週間の予定、右のページに方眼のメモ帳がレイアウトされており、コンパクトながらもたくさん書き込むことが可能です。この「ほぼ日手帳 2011 WEEKS」を、5人のはてなスタッフに1週間だけ試してもらい、その使用感を聞いてみました。2011年の手帳選びに困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
<営業・石崎洋輔(id:yosuke)の場合>
まずは、バリバリの営業マン石崎の書き込みをのぞいてみましょう。営業という職種上、出張や会議の予定などが多いようです。右ページには、近々のToDoや、打ち合わせに使うレストランの住所などが記されています。
【感想】
普段は、iPhoneのGoogle カレンダーやメモアプリで予定を管理しているので、久しぶりに手帳を使いました。
ほぼ日手帳 2011 WEEKSは、乱雑に扱っても型崩れしにくく、折り曲げ安いのが嬉しかったです。サイズもちょうどよく、書き心地も優秀でした。「言いまつがい」リストやドラッカーの名言など、打ち合わせの本題に入るまでのネタになるような、ほぼ日らしいコンテンツも欲しかったかも。
<デザイナー・矢花功二(id:kyabana)の場合>
矢花は、左ページのスケジュール欄を横書きに使っています。予定ではなく、その日終えた作業を左ページの予定欄に書き込んでいます。右端にある塗りつぶされた方眼は、一日に飲んだペットボトル飲料の数。どれくらい飲んだかを把握するために塗っているそうです。
【感想】
普段ほぼ日手帳を使用しているので、最初は横幅が狭いことに戸惑いましたが、慣れるとちょっとしたメモを書き留めるのにちょうどよい幅でした。
時間軸の0分と30分に違うマークが使われているので、時間の把握がしやすかったです。また、裏のページの方眼がうっすら透けて見えるのも、線を引くのに役立ちました。
デザイン面では、シンプルかつ親しみやすいシンプルなフォントが魅力的でした。あとは、手帳がピタッと閉じておけるバンドのようなものがあると、もっと使いやすかったと思います。
<編集・万井綾子(id:ayakoya)の場合>
「はてなブックマークニュース」の編集を担当している万井は、予定欄にその日の記事のテーマと、日経平均株価の終値をメモしています。仕事の予定とプライベートの予定が分かりやすいように、ペンの色で分けているそう。また、お茶をして帰った金曜日には、“お楽しみ用”のシールを貼るなどの工夫も。この週は自宅の引っ越しがあったそうで、右ページに「住民票移動」などのToDoが書き込まれています。
【感想】
普段使っているほぼ日手帳の時間軸が縦方向だったので、横方向の時間軸に戸惑いました。最後まで書き込みには慣れなかったのですが、フォントや方眼、時間軸のガイドなど、視覚的な把握はしやすかったです。
「1日1ページ」に慣れすぎているせいか、右側のフリースペースをうまく活かしきれなかったのが心残り。ノーマルなほぼ日手帳ほどではなくていいのですが、カラーのラインナップがいくつかあると、女性も使いやすいのでは、と感じました。
<エンジニア・倉井龍太郎(id:r_kurain)の場合>
はてなブックマークのアプリケーションエンジニア倉井は、時間が決まっている予定は時間軸を利用していますが、それ以外のToDoは、仕事とプライベートの区別なく箇条書きでまとめています。右ページには、夕食のアイデアやブログに書くネタなどをメモしています。
【感想】
1週間の予定が見渡せるので、仕事の予定が把握しやすかったです。普段は1日1ページのほぼ日手帳を使っているので、幅が狭くなるのが気になりましたが、書いてみるとしっくりくるサイズでした。開いたまま机に置いておけるので、仕事中のメモも書き留めやすかったです。紙質がほぼ日手帳と同じなところもGOOD!
<オフィスランチ シェフ・中山咲子(id:sacco0627)の場合>
はてなで週4回提供されているランチを作る「オフィスランチシェフ」中山の手帳は、その日のランチメニューがズラリ。左ページには、必要な食材が発注先別にメモされています。また、フリーのフードコーディネーターとしても活動しているため、土曜日にはイベントで提供するメニューも書き込まれています。
【感想】
普段は、スケジュールはiPhoneやMacBookで「iCal」を、日記やToDoはモレスキンで管理しています。「ほぼ日手帳 WEEKS 2011」はシンプルなので、自由度が高く、自分の好きなように書き込むことができました。特に、右の方眼ページが使いやすかったです。書き込むほど味が出る紙質やフォントも好みでした。
使いやすさは満点ですが、やはりビジネス用ということもあって、「かわいい」「デコレーションしたい」といった、女子らしい楽しみはありませんでした。
1週間のモニター終了後、スタッフ同士でどんな使い方をしたのかや使用感はどうだったのかなど、情報交換を行いました。全員それぞれの“使い方”で、手帳ライフを楽しんだようです。「ほぼ日手帳 WEEKS 2011」(1,890円、税込)は、ほぼ日ストアのほか、全国のロフト(イムズロフトを除く)などで販売中です。
【ほぼ日 WEEKS 2011仕様】
- 1月はじまり(12月から使用可)
- 実寸:縦187mm × 横95mm× 厚さ8mm
- 重量:130g
- 色:ブラック
- カバー素材:合成皮革
- 総ページ数:224ページ(年間カレンダー、年間インデックス、月間カレンダーあり)
- 製本:360度回転する製本 本体一体型
- 用紙:トモエリバー(クリーム)
- クリアポケット 、しおり(2本) 、ほぼ日の路線図WEEKS版つき