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かえって負担になっていませんか? 本当に「新年の誓い」を実行するには



2009年1月、英国の精神保健団体「マインド」は、新年に立てた誓いが私たちの心の健康に及ぼす悪影響について警告を出しました。

マインドのポール・ファーマー(Paul Farmer)氏は、「われわれは、自分で欠点だと思っていることについて自らを責め続け、それをあらためようと非現実的な目標を立ててしまう。そして新年の誓いを守れなければ、誓いを立てたときより不愉快な気分になって当然だ」と指摘する。

その理由は、自分の欠陥を克服するための誓いがかえって否定的な自己像を生み出してしまうことや、達成困難な目標を掲げて失敗した際の無力感を危惧したことにあるようです。一年あれば、あれもこれもできる――そんな風にして掲げた目標がかえって自分を苦しめてしまっては、本末転倒です。ポジティブな気持ちを保ちながら、無理なく継続して達成できるような目標を作ることが大事です。

■ 大事なのは「無理のない目標」と「定期メンテナンス」

<無理のない目標を立てるために>

一年間の目標の立て方を書いた「モチベーションは楽しさ創造から」のエントリーでは、目標を立てるために著者の考案した手順が具体的に書かれています。その内容は、まずは家族・社会人・友人との生活の中で自分が果たしたい役割を考えた上で、それを達成するために四半期目標に落とし込むというものです。特に後者は重要で、長期計画を短期計画の集合に分解するのは、スケジュール立案の際の基本原則です。

こちらはブログ「実践してます! 早寝・早起き・朝勉強!!」による、一年間の目標を微修正する方法。著者は自分の立てた目標を「達成系」と「継続系」にわけて、一定期間で終わる「達成系」は重めの内容に、一年を通じて続ける「継続系」は軽めの内容へと修正することを推奨しています。

<定期メンテナンス>

計画を継続するためには、内容の定期メンテナンスも重要です。

年末年始に懸命に計画を立てても、いざ仕事が始まって忙しくなると「まるで深夜に書いたラブレターと同じように」色あせてきてしまう――そんなときにどうすればいいかを書いているのが、上の「Lifehacking.jp」の記事です。「大きな決心」より「毎日の習慣」をゆっくり変えるのが大事という視点から、ゆっくりと習慣を形作ることを勧めています。

こちらは、計画を実行するサポートになるツールを紹介しているエントリーです。リマインダーやタイマー、グラフの活用などの事例があげられています。

■ 計画を実行するサポートツールはまだ他にもある!


はてなブックマークニュースでは、日々の生活で役立つライフハック記事を多数紹介しています。

上にあげた「モチベーションの高め方」や「手帳カスタム術」以外にも、生活の具体的な場面で役立つエントリーが他にもまだまだあります。「新年の誓い」を果たすのに役立ちそうなサービスやツール、はてなブックマークニュースでぜひ探してみてください。

Title photo by .HEI

文: 稲葉ほたて

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