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京都の地酒や抹茶も楽しめる! 艶やかな光の中で金魚が泳ぐ「アートアクアリウム城」を見に行きました


■ 京都で4年ぶりの「アートアクアリウム」

http://h-i-d.co.jp/art/wholecountry/kyoto.html
アートアクアリウムは、「アート」「デザイン」「エンターテインメント」と「アクアリウム」を融合させた展覧会で、木村英智さんが総合プロデューサーを務めます。始まりは東京・六本木ヒルズで2007年から開催された「Sky Aquarium(スカイアクアリウム)」でした。

2010年には、金魚に特化した「アートアクアリウム展 金魚シリーズ」が京都・四条で初めて開催されました。以降は毎年日本各地で開催され、話題を集めています。

京都・二条城で金魚が舞う「アートアクアリウム城」 一般非公開の中庭も会場に - はてなニュース
10月24日(金)から開催されているアートアクアリウム城は、京都で4年ぶりのアートアクアリウムです。一般非公開の二の丸御殿中庭を中心とした屋外に、同展を代表する作品から、京都の伝統工芸品を取り入れた作品まで、全部で13の作品が展示されています。

約1,000匹の金魚が泳ぐ「花魁(おいらん)」

広報大使の女優・上戸彩さんの着物は、木村英智さんがデザインし、京正が制作した「寛文の秋に紅葉和金」

■ 遠くから見ても、近くで見ても楽しめる

会場に展示されている13の作品は、離れたり近づいたりと、さまざまな場所から楽しめます。特殊な“プリズム効果”をもたらす形状を持つ水槽も多く、角度を変えて見ることで面白い発見ができるかもしれません。

江戸時代にダイヤモンドやガラスを“ギヤマン”と呼んでいたことに由来する「ギヤマンリウム」(手前)

プリズム効果をもたらすアクアリウム「新江戸金魚飾」

近づくと、金魚が興味を持って寄ってきました

会場の中心的存在である約1,000匹の金魚が泳ぐ「花魁(おいらん)」も圧倒的でしたが、日本の四季を表現した映像を、錦鯉が入った水槽にプロジェクションマッピングで投影する「水中四季絵巻」も印象的でした。

「水中四季絵巻」

■ 地酒・漬物、お茶・和菓子を楽しめる「夜祭うたげ」

<京都の地酒と漬物を楽しめる、大人の雰囲気が漂うバー>

「夜祭 BAR」では、京都の5つの酒造「齊藤酒造」「佐々木酒造」「丹山酒造」「増田徳兵衛商店」「向井酒造」の日本酒が楽しめます。お酒のつまみとして、京都の漬物店「大安」の千枚漬と小さなパッケージに小分けされた漬物「ちいさなだいやす」のセット販売も行われています。

丹山酒造「丹山」と増田徳兵衛商店「月の桂」の熱燗(かん)を注文しました。どちらも飲みやすく、普段日本酒を飲まない人でも楽しめそうでした!

大人な雰囲気が漂っています

「月の桂」(左)と「丹山」(右)と大安の「ちいさなだいやす」

<金箔(ぱく)が入った抹茶と、季節に合わせたお菓子>

創業寛政二年 福寿園
京都の老舗の味が楽しめるお茶席では「福寿園」の抹茶、「老松(おいまつ)」の生菓子、「亀末廣(かめすえひろ)」の干菓子が提供されます。

抹茶は金箔が入った宇治抹茶で、飲みやすく見た目も楽しめました。お菓子もほんのり甘く、お茶にピッタリです。お茶席セットは展覧会期間中、二十四節気に合わせて15日ごとに内容を変えて提供されます。11月6日(木)までの二十四節気は「霜降(そうこう)」です。いただいたお菓子は、上用饅頭(まんじゅう)と菊の形をした和三盆、州浜で作った菊の葉、紫菊の形をした求肥にそぼろをまぶしたものでした。

11月6日(木)まで、上記セットと同じものが提供されます。抹茶の中をよく見ると金箔が入っていました!

<エナジードリンクも! 金魚グッズがたくさん>

おみやげ屋では、パンフレットやポストカードなど、オフィシャルグッズ以外にもさまざまな“金魚グッズ”が販売されています。アートアクアリウムとコラボレートした商品も数多く並んでいます。

パンクラスエナジーとコラボしたエナジードリンク

風雅すたいるとコラボした「洗顔クロスと石けんセット」

懐かしの金魚型じょうろまで!

■ 京都観光のついではもちろん、仕事帰りでも楽しめそう


会場は普段非公開ということもあり、周りに現代的な景色が見えませんでした。その会場が金魚の水槽から漏れ出す色鮮やかな照明でぼんやりと照らされ、まるで別世界にいるようでした。お酒も楽しめるので、仕事帰りに立ち寄るのもよさそうです。

会場の非現実的な雰囲気と水槽の中を自由に泳ぎ回るかわいい金魚、ちょっと大人な雰囲気の「夜祭 BAR」など、とても楽しめました!

アートアクアリウム城 ~京都・金魚の舞~
開催期間:10月24日(金)~12月14日(日)会期中無休
開催時間:午後5時~午後10時(最終入場午後9時半)※ 10/24(金)のみ午後7時から
会場:元離宮二条城(二の丸御殿中庭、台所前庭、台所)
入場料:一般1,500円/子供(小学生以下)1,000円/3歳以下無料(会場窓口で販売)

文: 文月聡

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