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「3月のライオン」に登場した“絶対悪”の必要性――スガシカオさんがブログで考察



3月のライオン 11巻 を読んだ!|スガ シカオ オフィシャルブログ コノユビトマレ Powered by Ameba

スガさんが羽海野さんと交流するようになったのは、もう10年以上も前のことだそうです。ブログでは「ハチミツとクローバー」についても自身の解釈を述べており、特に4~5巻以降は、作品が「それぞれの登場人物が抱える闇と、他人の手では触れないその闇を、どうやって共有していくかという重い十字架」を背負うことになっていると指摘。こうした深いテーマに触れつつも、時にバカバカしく、時にドキドキしながら読み進められる「3月のライオン」は、「ハチミツとクローバー」の上をいくハイブリッドな作品だとも評しています。

しかしスガさんは、そんな「3月のライオン」の10~11巻で、作品の変化に戸惑ったと告白。これまで“絶対悪”が出てこなかった羽海野さんの作品に登場したある人物を「もうどうにも言い訳のしようがない、そしてフォローの入れようもない悪なのだ」と表現し、なぜこんな“悪”を作品にぶつけてきたのかと疑問を述べています。

スガさんは、こうした自身の疑問について「それはそうしなければ書けない『悪とは逆の感情』があったからに違いない」と考察。さらに、羽海野さんは“悪”の登場でしか展開できない深い感情や“悪”と関わることでしか流せない涙の種類を描きたかったのだと分析しています。

先日発表された実写映画化については「3月のライオンが本当に狙っている核心の部分(そしてそれは、ぼくらをいつも感動させる部分)の再生作業は、気が遠くなるくらい難しい作業なはずだ」としながらも、登場人物が話したり動いたりしているのを見られるのは楽しみだと語るスガさん。内容の濃い感想に、はてなブックマークのコメント欄には「表面的な面白かっただけじゃなくて、ガッツリ読み込んでる本当に作品が大好きなファンの感想だな」との感想が寄せられています。

3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)

3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)

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文: あおきめぐみ

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