カメラを通して映した画面上に、コンピュータで描かれたキャラクターが現れて動き出す……こうした“現実環境にバーチャルな情報を映し出す”技術および概念を「拡張現実(Augmented Reality:略してAR)」と呼びますが、iPhone上で動いているARを体験できる動画が公開されています。iPhoneカメラで映した画面内でダース・ベイダーが歩き回る衝撃的な映像をどうぞ。
YouTube - PTAM + AR on an iPhone 3G
この動画を投稿したのは、2007年に「PTAM(Parallel tracking and mapping)」という研究およびソースコードを発表したGeorg Klein氏とそのチーム。2008年ごろにも「竜安寺石庭で戦うダース・ベイダー」などが含まれる動画を公開し、14万回以上再生され人気を集めました。
YouTube - Parallel Tracking and Mapping for Small AR Workspaces (PTAM) - extra -
(動画の1:00ごろにダース・ベイダーが登場します。)
Georg Klein氏の公式HPによると、「We've written a variant of PTAM which runs on an iPhone 3G.(iPhone 3G で動く、PTAMの改良型を書き上げた。)」とのこと。まだいくつかのToDoが残っているということですが、手のひらサイズのiPhone上で、これほどスムーズにARが動作しているのに驚かされます。SFみたいな世界が訪れるのも、それほど先ではないのかもしれませんね。