放送30年目に突入した長寿テレビアニメ「ドラえもん」。おなじみののび太、ジャイアン、スネ夫、しずか、そしてドラえもんの5人は長く愛されている国民的キャラクターですが、彼らのやりとりを漢文訓読(日本語風に読解すること)っぽく変化させた文章が2ちゃんねるに投稿され、それがまとめられたものが大人気となっています。
「伸太、部屋ニ駆ケ込ミテ、号泣シテ曰ク」 ドラえもんを漢文訓読してみた:アルファルファモザイク
「伸太、部屋ニ駆ケ込ミテ、号泣シテ曰ク」で始まるドラえもん(文中では「青狸」)の漢文訓読では、のび太がドラえもんにジャイアンとスネ夫に仕返しするためにひみつ道具を貸してほしいと泣きつくシーン、大嫌いなネズミに動揺するドラえもんなどのエピソードが描かれ、読んでいる人は「読むのに疲れる」と言いながらも称賛。また、映画「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」のストーリーを漢文訓読の形にして携帯電話から投稿する人が登場しました。
漢文の訓読文のように書かれているにもかかわらず、元のシーンがぱっと浮かんでくるくらいの名作揃い。ドラえもんとのび太のやりとりが定型化しているので、漢文になってもわかりやすく、さらに漢字に置き換わっていることで面白さが倍増しているのかもしれません。ジャイアンのあの名言「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」もきちんと訳されていますよ。