夏と言えば海水浴。海辺を歩くと、どこからか流れてきたガラスビンや流木に出会うこともあり、長い年月や距離に思いをはせます。中には30~50年かけて、ビンの中が銀色に輝くようになった「銀化ビン」という現象があるそうです。
海の恵みの銀化ビン
このエントリーによると、古いローマ時代のガラス容器が土の中で化学変化を起こして銀色に輝くようになる「銀化現象」を紹介。大正・昭和時代のガラスビンでも海底の土中に埋まっていると、同様の現象が起こることが確認されたとしています。
この「銀化ビン」を見つけやすい浜辺の条件は、以下の7つとのこと。
1. 湾口まで遠浅の浜が続いている できれば水深数メートル以内が良い。
2. 湾の奥が深く入り込んでいる。
3. 昔からの市街を通る川が湾奥へ流れ出ている。
4. 湾口から奥へ向けてうねりや波が入ってくる。
5. 海岸には古い陶器の大きめのかけらが打ちあがる。
6. シーグラスもあまり角がすり減っていないのが打ちあがる。
7. ときどき入れ歯がみつかるような浜は生活に使っていたものが打ちあがる。
エントリー作者がこれまでに見つけた銀化ビンには、昭和30年代の牛乳ビンや昭和20年代の進駐軍が飲んでいたと思われるコカコーラのビン、昭和45年代のペプシコーラなど様々な種類のものがあったそうです。はてなブックマークでは「きれい」「宝石みたい」「ドラマもありそうで素敵」といったコメントが集まっています。
歴史の重みを感じさせてくれる、まるで真珠のようにきらめく「銀化ビン」。この夏に海に行かれる方は、上記の条件で探してみてはいかがでしょうか。