「新劇場版:破」が公開から1ヶ月で観客200万人を動員するなど、テレビシリーズの放映開始から10年以上経った今でもその人気は衰えることを知らない「新世紀エヴァンゲリオン」。現在、そんな「エヴァ」のテレビシリーズの企画段階とされる資料を紹介したエントリーに注目が集まっています。
こちらでは、テレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」の企画段階での資料として、全26話のタイトルとあらすじ、キャラクター設定の一部が紹介されています。
ストーリーについて見てみると、実際のテレビシリーズと異なる部分が随所に見られるほか、テレビシリーズには使われなかったものの、漫画版や新劇場版で使われている設定も見られます。
また、特に注目したいのがキャラクター設定。大きく手を振り上げ「立て!エヴァンゲリオン」と叫んでいる、かなり「熱い」雰囲気の碇ゲンドウや、「盆栽とパンクロックが趣味」の赤木リツコなど、思わず「えっ!?」と思ってしまうような設定の数々。さらにエヴァについても、企画段階に比べると実際のデザインはかなりシャープになった印象で、使徒については、実際には登場しなかったデザインも見られます。また第3使徒として実際に登場した「サキエル」も、企画段階では「ドルフィンキックで水中を移動する」など設定やデザインがかなり異なっていたようで、「ウルトラマンに出てきそう 」といったコメントも。
この企画資料について、一部のファンの間では以前から知られていたようですが、「予定通りの作品だったらどうなってただろうな 」「これだったら人気出なかったろ 」といった声が寄せられていました。
今私たちが見ている形になるまでに、かなりの試行錯誤があったことがうかがえる今回の資料、実際にオンエアされたものと比べながら見てみてると、新たな発見がありそうですね。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD]
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2009/05/27
- メディア: DVD