昨日1月17日、「阪神・淡路大震災」からちょうど15年の節目を迎えました。テレビでも震災を振り返る番組がいくつも放送され、地震について考え直すきっかけになった人も多いのではないでしょうか?はてなブックマークでも、地震についてのエントリーに注目が集まっています。今回はそんなエントリーの中から、「家庭でできる地震対策」をご紹介します。
■地震が起きたらまず何をする?普段からしておきたい対策は?
まずは地震が起こった場合、できる限り被害を抑えるために、自分たちでできる対策を知っておきましょう。
震災体験者が語る、地震が起こったら「まずすること」、地震が起こる前に「しておきたいこと」
15年前、阪神・淡路大震災の震度7の揺れを実際に経験した筆者が、当時の体験をもとに地震対策についてまとめているエントリーがこちらです。
▽地震が起こったら、まずこれをしろ!
▽地震が起こる前に、これだけはしておけ!
地震が起こったら「まずすること」
- 「まず火を消せ!」のウソ
- 「まず水をためろ!」これがポイント
- 屋内でも靴を履く
- 家を離れるときは、必ずブレーカーを落とす
- 電話はすぐに。最低限の人だけに
- 街を行くときは、電線と地割れに注意
地震が起こる前に「しておきたいこと」
- 家具の固定は基本中の基本
- 寝室に背の高い家具を置かない
- 貴重品は奥にしまわない
- 予備のメガネを下駄箱に
- お酒は高いところにしまわない
- 「緊急持ち出しグッズ」なんて、買うだけ無駄
- 絶対いるのは、懐中電灯とバケツ、それに帽子
- ガス製品から電気製品に変えていこう
- 地震保険や火災保険のお粗末
- 安普請の持ち家より、しっかりした賃貸
被災地では、特に「水洗トイレが流れない」ことが死活問題だったという筆者。普段からペットボトルなどで緊急時用の水を確保しておくのもいいですね。また地震対策としては、まずは何といっても「家具の固定」が基本。そして家から持ち出す荷物については、懐中電灯やバケツなど、本当に役に立つものを選んでまとめておきたいですね。また意外と盲点なのが「予備のメガネを下駄箱に」という項目。視力が悪い人は、コンタクトやメガネが割れてしまった時のためにぜひ押さえておきましょう。
「家具の固定」や「応急処置」、覚えておきたい地震対策
家庭でできる地震対策については、こちらのエントリーも参考になります。
▽家庭でできる地震対策
愛知県防災局が運営するこちらのページでは、テレビや本棚などの家具について注意したいポイントや、いざという時に知っておきたい応急処置の方法などを紹介しています。
▽総務省消防庁
▽<マンションの防災・防犯>地震で恐い家具の転倒、その固定法は / SAFETY JAPAN [特集] / 日経BP社
基本中の基本である家具の固定方法については、こちらでも詳しく解説されています。
■地震が起きた時、揺れやすい地域はどこ?
地震の揺れの大きさは「地震の規模(マグニチュード)」「震源からの距離」「表層地盤」の3つによって決まります。しかし「地震の規模」や「震源からの距離」が同じでも、実際の揺れの強さはその地域の表層地盤の違いによって変わります。あなたの住んでいる地域はどうでしょうか?
▽地震のゆれやすさ全国マップ‐内閣府防災情報のページ
日本全国の地盤による「揺れやすさ」によって色分けされた「地震のゆれやすさ全国マップ」がこちら。関東平野、大阪平野、濃尾平野など、多くの人が住む「平野部」はやわらかい地盤で覆われているため、地震の際に揺れが大きくなる可能性があります。揺れやすい地域に住んでいる人は、家具の固定や住宅の耐震診断など、普段からの対策に特に気を付けて下さい。
今回は家庭でできる「地震対策」についてご紹介しました。筆者も15年前に震災の揺れを経験し、幸い大きな被害は無かったものの、それ以来家具の固定などに気を付けるようになりました。ある日突然襲いかかってくるのが地震です。普段からできるかぎり備えておきたいですね。
Title Photo by Hyougushi