阪神・淡路大震災が起きた1月17日は「防災とボランティアの日」、1月15日~1月21日は「防災とボランティア週間」として、災害への備えの充実を図るための取り組みが行われています。地震などの災害発生に備え、ぜひ覚えておきたい災害用伝言ダイヤル(171)と伝言板サービスをまとめたブログ記事が公開されています。
▽ 災害用伝言ダイヤル(171)&伝言板サービスについて調べたのでまとめ - リアリズムと防衛を学ぶ
こちらのブログの記事では、非常時のみ稼動する「災害用伝言ダイヤル」と、携帯電話各キャリアが提供している「災害用伝言板」についてわかりやすくまとめられています。固定電話を持たず、スマートフォンしか持っていない場合は伝言ダイヤル・伝言板を利用できないという点も指摘しています。
覚えておきたい災害用伝言ダイヤル(171)の使い方は、以下のように紹介されています。
使い方は簡単です。まず電話から「171」番に電話をかけます。携帯電話からでも、固定電話からでもつながります。そしてガイダンスに従って、被災地にいる人(自分が被災している場合は自分)の固定電話の番号を入力します。そうすればメッセージを録音、または再生することができます。
NTT西日本の災害伝言ダイヤルに関するページでは、大災害の発生時に通話が増加し被災地への電話がつながりにくくなる状況「ふくそう(輻輳)」について、「先の阪神・淡路大震災では、電話ふくそうが5日間続きました」と説明されています。
▽ 災害用伝言ダイヤル(171) | NTT東日本
▽ 災害用伝言ダイヤル インターネット情報
NTT東日本・西日本それぞれのサイトで、災害時限定で利用できる「災害用伝言ダイヤル」について詳しい説明があります。地震等の災害発生時に通話がつながりにくい状況になった場合にサービスを提供開始し、運用の方法や条件等についてはテレビ・ラジオ・インターネット等を通じて告知するとのことです。
「災害用伝言ダイヤル」は、災害時以外にも体験しておくことができます。冒頭でご紹介した「防災とボランティア週間」である1月15日~1月21日も体験利用日となっています。ほか、毎月1日にも実施されているので、試してみてください。伝言の蓄積数は10伝言、伝言の録音時間は30秒、伝言の保存期間は6時間(6時間を経過しなくても体験利用の終了時間で削除)です。
- 毎月1日 00:00~24:00
- 正月三が日 (1月1日00:00~1月3日24:00)
- 防災週間 (8月30日9:00~9月5日17:00)
- 防災とボランティア週間 (1月15日9:00~1月21日17:00)
また、インターネットを利用して被災地の方の安否確認を行う災害用ブロードバンド伝言板(web171)もあります。こちらは電話番号等をキーとして、テキスト・音声・画像の伝言情報を登録し、閲覧や追加登録が可能というもの。こちらも伝言ダイヤルと同じ期間に体験利用ができるので、目を通してはいかがでしょうか。
▽ 災害用ブロードバンド伝言板
▽ 災害用ブロードバンド伝言板(web171) | NTT東日本
▽ NTT西日本|災害用ブロードバンド伝言板(web171)