高校や大学の進学・入学シーズンとなる春は、携帯の加入率が数倍に伸びると言われています。毎年、各キャリアが新機種や新サービスをこぞってリリースする“春商戦”。NTTdocomo、au by KDDI、softbank、各社の今年の傾向を探ってみました。
■“iPhoneにもっとも近い一台”Xperiaを発表したNTTdocomo
▽Xperia™ | ソニー・エリクソン
先日、Android OSを搭載したスマートフォン「Xperia」を披露し、いま最も注目されているNTTdocomo。4月の発売が待ち遠しいところですが、そのほかにもさまざまなサービスが用意されています。
▽タイプシンプル学割 | 料金・割引 | NTTドコモ
学生と学生の家族を対象にした「タイプシンプル学割」は、月額基本料が3年間割引されるサービス。諸条件を満たせば、メール使いホーダイ専用の料金プラン「タイプシンプル バリュー」が月額390円で利用できます。
- 新規・既存の学生(小学生~大学生、その他学生)と、新規契約する学生の家族が対象
- 「ファミ割MAX50」または「ひとりでも割 50」への申し込みが必須
- iモード(月額315円)加入でiモードメールの通信料が無料になるメール使いホーダイが利用可能
- 申込期間は2月1日~5月31日
※その他注記事項あり。詳しくは公式サイトをご覧ください。
▽START docomo キャンペーン|NTTドコモ
また2月1日~4月30日に実施する「START docomoキャンペーン」のイメージキャラクターに歌手の西野カナさんを採用。抽選でオリジナルグッズなどが当たるそうです。
■学割プランの元祖、au by KDDIは「ガンガン」割引!
▽ガンガン学園
2009年8月に「ガンガントーク」、11月に「ガンガンメール」を発表したau by KDDI。第3弾となる「ガンガン学割」は最大3年間、月額基本使用料が390円割引になります。
- 新規・既存の学生(小学生~大学生、その他学生)と、新規契約する学生の家族(家族割要加入)が対象
- 「プランEシンプル」か「プランE」&「誰でも割」か「スマイルハート割引」への申し込みが必須
- 申込期間は2月9日~5月9日
※その他注記事項あり。詳しくは公式サイトをご覧ください。
一見NTTdocomoとau by KDDIのサービスが似通っていますが、これはau by KDDIの施策を受け、NTTdocomoも実施を決定したため。2009年は純増件数が84万件と、イーモバイルを含む4キャリアの中で最低だったau by KDDI。2000年に発表した「ガク割」で多くのユーザーを獲得したように、得意の学生向けプランで今年は巻き返しを図れるか、注目したいところです。
また、先日は人気のデザイン携帯iidaの最新モデル「lotta」も発表。ファンならずとも要チェックな一台となっています。
■iPhoneが絶好調!快進撃を続けるsoftbank
▽ホワイト学割 with 家族 2010 | SoftBank
2007年より、ほぼ毎月純増件数1位を誇っているsoftbankも、他の2社と同じように学生プランの導入を決定。人気の「ホワイトプラン」が、学生なら3年、家族なら15か月無料になる、「ホワイト学割 with 家族 2010」を実施します。
- 新規の学生(小学生~大学生、その他学生)と、新規契約する学生の家族が対象
- 「ホワイトプラン」「S!ベーシックパック」「パケット定額サービス」の申し込みが必須
- 申込期間は2月4日~5月31日
※その他注記事項あり。詳しくは公式サイトをご覧ください。
2009年4月~12月の決算でNTTdocomo、au by KDDIが営業減益だったなか、唯一営業利益が過去最高だったsoftbank。契約数がグングン伸びているiPhoneを主力に、この春も一人勝ちとなるか、必見です。
3社とも、学生ユーザーを狙った格安の学割プランを打ち出した2010年の携帯春商戦。ついに総契約数が1億件を超え、各社とも契約数が伸び悩んでいるなか、果たしてどのキャリアが勝利の旗を掲げるのでしょうか。
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