日本のロボットアニメを代表する「新世紀エヴァンゲリオン」と「機動戦士ガンダム」。そんな2つの作品に登場するロボットの運動機能を、バレエの専門家がそれぞれの「骨格」の構造から分析したエントリーに注目が集まっています。
▽神奈川県相模原市の「バレエスタジオAile」のブログです。 エヴァンゲリオンとガンダムにみる骨格タイプと運動及び活動機能
生物の運動機能に大きく関わっている「骨格」。その構造には、次の2種類があります。
- 体内に骨格があり、運動性の面で優れている「内骨格」
- 骨格が皮膚に付属するように外側に形成され、あらゆる場所で活動的になれる「外骨格」
前者はヒトをはじめとする哺乳類全般、後者は昆虫や甲殻類に見られます。
こちらのエントリーでは、「新世紀エヴァンゲリオン」と「機動戦士ガンダム」に登場するロボットを例に挙げ、その運動機能の特徴を説明しています。まず「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する汎用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンは「内骨格型」の人型ロボット。なめらかでスピーディな動き、他の機体とのユニゾン攻撃などは、内骨格だからこそ成せる技とのこと。一方「機動戦士ガンダム」に登場する人型機動兵器・モビルスーツ(MS)は、「外骨格型」の人型ロボット。機動力と活動性の高さや衝撃に対するディフェンス力が、外骨格的な特徴を表しているそうです。
また今回の分析は純粋に骨格タイプのみから考えたもので、「エヴァにおけるシンクロ率やATフィールド、ガンダム操縦者におけるニュータイプやコーディネーター等は考慮にいれておりません。また可変モビルスーツ(イージス機等)もここでは考慮しません。」とのこと。はてなブックマークのコメント欄では、「途中で”ここで話を私の専門のバレエに戻します。"って、ガンダムもエヴァもけっこう専門的」という声も寄せられていました。
解剖学的に見ても、骨格の構造に合った正確な動きをしているというエヴァとガンダム。おなじみのロボットも、こうした視点で分析してみると違った面白さがありますね。