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本格的なスマートフォン時代に突入!「docomo」「au」「Softbank」3社の動向は


■スマートフォンとは

スマートフォン - Wikipedia
そもそも、スマートフォンとは、携帯電話・PHSと携帯情報端末 (PDA) を融合させた高機能な携帯端末のこと。日本国内でも、さまざまなOSを搭載したスマートフォンがこれまでに発表されてきましたが、現在注目を浴びているのが米Apple社の「iPhone」と米Google社の「Android」の2つ。3社とも、今春から今夏にかけて最新のスマートフォンの発売を発表しています。


■ついに明日発売!Xperiaの本領やいかに


Xperia™ | ソニー・エリクソン
ドコモのAndroidスマートフォン「Xperia(SO-01B)」速攻フォトレビュー - GIGAZINE
まず先陣を切るのは、4月1日に発売されるソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のスマートフォン「Xperia」。OSに「Android 1.6」を搭載するほか、通話履歴やメール、SNSなどの履歴をまとめて時系列で表示する「Timescape(タイムスケープ)」や、音楽やムービー、写真をシームレスに楽しめる「Mediascape」など、独自の機能やインターフェースに特化しています。
中でも注目したいのは、810万画素と高いスペックを誇るカメラ機能。撮影モードやオートフォーカス、顔認識、ムービーなど、デジカメ並みの機能を備え、約4インチという大画面液晶を存分に生かした内容となっています。また下り最大7.2Mbps、上り最大2.0Mbpsと、Webページの閲覧もさくさくの高速通信で、Wi-Fiにも対応しています。
果たして、Xperiaへの世間の注目度はどれくらいなのか…。明日、その実情が明らかになりそうですね。


■auも重い腰を上げた!注目の「IS series」


IS series
au初のAndroidスマートフォン「IS01」速攻フォトレビュー - GIGAZINE
まずはニッチに慎重に 「出遅れた」auのAndroid戦略 - ITmedia News
3月30日に行われたau by KDDIの新作発表会にて、Androidスマートフォン「IS01」と、Windowsスマートフォン「IS02」の発売が発表されました。特に注目したいのが、同社初のAndroid搭載スマートフォンとなる「IS01」。会見では高橋誠常務が“Android進出が出遅れている”という世評を認め、スマートフォンに対して慎重であった3つの理由を述べました。

  • CDMA 2000への対応に時間がかかった
  • auは“心地良い端末”へのこだわりがあり、海外の端末をそのまま導入することに抵抗があった
  • スマートフォンで成功しているのはiPhoneだけという市場環境

このことを踏まえ「IS01」では、mixiやTwitterなどで情報を発信する20~30代女性をターゲットとし、“2台目”の端末を意識して開発を進めたそうです。
発売は6月下旬を予定しており、ワンセグや赤外線通信など、従来のAndroidケータイにはなかった機能を搭載。8月下旬以降には、アップデートすればEZwebのメールやデコレーションメールも使用できるそう。また、オリジナルのアプリマーケット「au one Market」の提供や、Android版EZナビウォーク「au one ナビウォーク」、iPhoneで人気のアプリ「セカイカメラ」への対応など、XperiaやiPhoneとは違う路線を狙っているようです。 
ハンズフリー通話やネットブックのようなデザインに、ネット上でも話題が持ちきり。GIGAZINEのフォトレビュー記事についたはてなブックマークコメントでも、「携帯は携帯でも『携帯電話』ではないだろ、コレ。」「ネットブックとスマートフォンの間って。八方美人なプロジェクト、失敗の典型」と言った冷ややかな意見から、「うわー。もうちょっと早ければこれ買ったのになー。」といった肯定的なものまで、賛否両論のコメントが飛び交っています。
au by KDDIの戦略は吉と出るか凶と出るか。6月下旬の発売が楽しみですね。


■独走するiPhone――Softbankが次に狙うのは…?


製品情報 | SoftBank
アップル - iPhone - 携帯電話、iPod、インターネットデバイスがひとつに。
iPhone 3G・3GSのリリースで、日本にスマートフォン旋風を巻き起こしたと言っても過言ではない、Softbank。Xperiaに対抗してか、4月下旬に発売を予定していたAndroidスマートフォン「X06HT」の店頭予約を4月1日より開始することを発表しました。
この「X06HT」は、最新の「Android 2.1」を搭載。7つの画面にさまざまなウィジェットやアプリケーション、メニューのアイコンなどを自在に配置できるUI「HTC Sense」を採用するなど、Androidスマートフォンの市場拡大を狙った一台となっています。
また最近、iPhoneの新モデルについてのウワサがWeb上でささやかれています。
iPhone新モデルは「iPhone HD」、6月発表 & マルチタスク対応?
こちらの記事によると、新しいiPhoneの名称は「iPhone HD」。今夏にこの新モデルが発表されること、Verizon向けのCDMA版iPhoneも登場の見込みであることなど、真偽のほどは不明ですが、さまざまな情報が出ているようです。


3社とも、渾身の一台を発表しており、ますますヒートアップが予想される2010年のスマートフォン競争。iPhoneの進出により、以前に比べてユーザーが増えたスマートフォンですが、まだまだ一般受けしていないのも事実。そういった“スマートフォン未体験”ユーザーにより多く受け入れられた機種が、この争いの勝者となるのではないでしょうか。

文: タニグチナオミ

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