株式会社はてなは4月1日、全世界から「うそ」を募ることで世界中のうそセンスを結集させ、見る者すべてを虚構と混乱の世界へと誘う画期的な新サービス「うそメモはてな」(英語版タイトル:Foolipnote Hatena)をリリースした。
▽ うそメモはてな - DSiから「うそ」を投稿!うそから始まる新感覚コミュニケーション
▽ Foolipnote Hatena - Share your April Foolipnotes with the World!
“うそから始まる新感覚コミュニケーション”を目指す「うそメモはてな」。ニンテンドーDSiから、渾身の力を込めて考え抜いたうそを「うそメモ」チャンネルに投稿することにより、うそメモはてなにうそ作品が掲載される。もちろん英語版でも同様だ。
世界中から選りすぐられたうそが並ぶといううそメモはてな。某検索サイトヤホーで調べたところ、国境を超えたうそが一堂に会するのはなんとなく世界初っぽいということがわかった。リリースに際し、開発担当者は「子供たちがうそを投稿する新時代がやってきました。毎年エイプリルフールといえばインターネット事業者ばかりが盛り上がり、見る者は置いてけぼり、何が真実で何がうそなのかわからないこんな時代、『キレイが勝ち』『自分をデフレ化しない』とばかりは言ってられません。うそをうそと見抜けるような、インターネットを自在に使いこなす“デジタルネイティブ”を意識した戦略の一環として、世界中からハイクオリティかつ多彩なうそを集めたい」とのコメントを寄せた。
うそメモはてなの作品の一例。
ユーモアやウィットに富むうそを絶え間なく生み出すためのソーシャルメディアプラットフォームとして、またうそから新たな発想を引き出すという覚えておくと便利な最低限知っておくべきライフハックを展開する場として、さらに人生にインパクトを与えるようなクラウドの普及みたいなうそを一覧できるスペースとして、今後も発展させていく方針だという。
虚構と混乱から新たな一筋の希望を生み出さんとする新サービスの開始。しかし、そのあまりにも性急な展開に対し、株式会社はてなが、来年春からの「ゆとり脱却」を目指した小学校用教科書へのうそメモはてな採用を狙ったという見方も一部でささやかれている。この考えについて、開発担当者はのらりくらりと否定し、あくまでも子供たちを中心とした、ゆりかごから墓場まで全世代へのアプローチであることを強調している。
4月1日はエイプリルフールです。