日本が世界に誇るサブカルチャーといえば、マンガやアニメ。近年、この“日本の財産”を保存・公開している移設が増えてきています。執行の停止が発表された、「国立メディア芸術総合センター(仮称)」(通称・マンガの殿堂)の騒動も記憶に新しいのではないでしょうか。そして、2014年、東京に新たな施設が生まれようとしています。
▽明治大学|東京国際マンガ図書館
東京・神保町に立つその施設の名前は「東京国際マンガ図書館(仮称)」。明治大学が設立主体となり、2014年の開設に向けて着々と準備を進めています。閲覧室のほか、展示室やシアター、同人誌展示即売会などに使用するイベントホールが設けられる予定です。
現時点で発表されている収蔵対象は以下の通り。
- マンガ・アニメ・ゲームおよび関連分野の図書, 雑誌, 同人誌
- マンガの原稿, アニメの原画類・セル画・フィルム・アニメのパッケージソフト
- 業務用ゲームの筐体・基板
- 家庭用ゲーム機およびパッケージソフト
- キャラクター商品類, フィギュア 他
2014年の完成に先立ち、同大学出身の漫画評論第一人者・米沢嘉博氏の記念図書館も2009年10月に開館しています。
▽米沢嘉博記念図書館TOP
▽米沢嘉博記念図書館報
明治大学の学生・教員および有料会員のみ、所蔵書の閲覧が可能です。
九州では、松本零士さんを輩出した北九州市で、「北九州市漫画ミュージアム(仮称)」の整備が進められています。
▽北九州市 - 組織 - (仮称)北九州市漫画ミュージアム
また、すでに有名なマンガ・アニメ施設と言えば、日本国内をはじめ海外の利用者も多い京都国際マンガミュージアム。
▽京都国際マンガミュージアム
▽えむえむブログ | 京都国際マンガミュージアム
2006年11月に開館したこちらは、マンガ学部がある京都精華大学と京都市が共同で運営。2008年には来館者が50万人を突破しています。
▽芝生に寝転がってマンガを読める、「京都国際マンガミュージアム」に行ってきた - はてなブックマークニュース
詳しい情報は、過去に取り上げたこちらの記事をご覧ください。
各地で巻き起こる、マンガ・アニメ文化を保存し、伝えていこうという動き。今後もさまざまな関連施設が開館されそうですね。