喫煙者にとっては必需品とも言える「使い捨てライター」。おまけやノベルティとしてもよく使われるので、家に何個もあるという人も多いはず。しかし使い捨てではあるものの、意外とその“捨て方”については知らない人も多いのではないでしょうか?今回はそんな「使い捨てライターの正しい捨て方」をご紹介します。
■適当に捨てると火災の原因にも
扱い方によっては大きな火傷や火災の原因にもなるライター。捨てる際も慎重に扱いましょう。
<中のガスを完全に抜いてから捨てよう>
▽ライターの正しい捨て方を教えて下さい。 http://www.geocities.jp/mick_mikaeru/ - 人力検索はてな
▽使い捨てライターの捨て方 - 教えて!goo
ガスが残ったままゴミとして出してしまうと、ゴミの収集車や処理施設の火災の原因になります。もちろん自分の家のゴミ箱に入れた状態でも非常に危険です。ライターを捨てる際は、まず「中のガスを完全に抜く」ようにします。
<ライターの処分方法は自治体によって違う>
▽使い捨てライターの処分の仕方 - 大阪府岸和田市公式ウェブサイト:祭都きしわだ
▽中身の残ったスプレー缶やライターを処分するには?:練馬区公式ホームページ
ではガスを抜いたライターは、一体何ゴミとして出せばいいのでしょうか?実は、ライターの処分方法は自治体によって異なります。例えば岸和田市では燃えるゴミ扱いですが、練馬区では燃えないゴミ扱いになっています。分別の種類が分からない場合は、住んでいる地域の自治体のサイトなどで確認してみて下さい。
■安全にガス抜きを行うために
続いては、安全にガス抜きを行う方法をご紹介します。
▽東海製品Q&A |ライター・チャッカマンのガス抜き方法 /株式会社 東海
ガス抜きの作業は必ず屋外で、また「直射日光が当たらず、風通しが良く、火の気や可燃物がない」ことを確認して下さい。ガスを吸い込んでしまわないように、また子供が近づかないようにも注意しましょう。
ガス抜きの手順は以下の通りです。セロハンテープなど、貼って剥がせる粘着テープを用意して下さい。
- 1.着火レバーを押したままにして火を吹き消し、火が消えてもレバーを押さえたままにする。
- 2.火が消えたことを確認したら、レバーが元に戻らないようセロハンテープでしっかりと固定する。
- 3.その状態で2時間ほど放置する。(※その間放置したままにせず、充分に監視を行う。)
- 4.2時間経ったら風上に移動し、テープを外してレバーを数回押して火が付かなければガス抜き完了。
作業は慌てずゆっくりと、またガスの吸引には充分注意して下さい。最後にガス抜きができたかどうかの確認を行う際は、作業をしていた場所にはガスが残っている可能性があるので、風上に移動して行うようにします。上記エントリーでは作業時の注意点がさらに詳しく解説されているので、そちらもぜひ目を通してみて下さい。
今回は身近なようで意外と知らない「使い捨てライターの正しい捨て方」をご紹介しました。最近はライターが原因の火災が多発し問題にもなっています。捨て方とあわせて、子供の手の届く所には置かない、必要以上にたくさん持たないなど、普段の管理にも充分気を付けていきたいですね。
Title Photo by Sam Catchesides