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有料でも月定額380円から!公衆無線LANで"外作業"をはじめよう



「調べものもしたいし、友人や知人はじめプロジェクトメンバーとコミュニケーションもしたい…」となると外での作業にもインターネットは欠かせません。データカードを契約するとなると、安価なプランがあるとはいえ結局月5000円ほどの出費が必要。接続可能なエリアは限られてしまいますが、データカードと比べて安価にインターネットに接続できる公衆無線LANを検討しない手はありません。Wikipediaの「公衆無線LAN」のページにサービス一覧がまとまっています。

公衆無線LAN - Wikipedia

次の記事によると、「2009年12月の利用者数は23万人で2年前の約4倍、半年前に比べても約4割増えた。」とのこと。

無料公衆無線LAN利用、2年で4倍 小型PC普及で インターネット-最新ニュース:IT-PLUS

まだまだ、認知度は高くはなく、アクセスポイントの拡充も待たれますが、調べてみると意外にもたくさんのスポットに安価にアクセスできるようです。無料のもの、有料のものにわけて公衆無線LANサービスを紹介していきます。

■ 無料の公衆無線LANサービス

<すぐに使い始められる>
FREESPOTは広く全国をカバーしていて、スポットをみつけ次第使い始めることができ、一見の価値があります。

FREESPOT・公衆無線LANスポットサービス

FreeMobileは東海地区を中心としたサービスで、エリアは限られてしまいますが、FREESPOT同様スポットをみつけてすぐに使い始めることができます。この地域で公衆無線LANを利用する可能性のある方はぜひチェックしてみてください。

あっ、ブレイク&ブロードバンド! FreeMobile フリーモバイル

<世界で使える>
FONメンバーになって全世界のFONスポットを利用するという手も。後述のlivedoor Wirelessと提携しているようで、特に都心でのサービスエリア拡充にも期待がもてそうです。

fon - WiFi FOR EVERYONE | 世界最大のWiFiコミュニティ fon japanのオフィシャルサイト

株式会社ライブドア - プレスルーム - ライブドアの公衆無線LAN接続サービス、livedoor WirelessのアクセスポイントがFON対応に

日本国内のFONスポットを調べるには、以下のサイトが便利です。

Simple FON Maps - 近くの FON AP を探そう!

FONメンバーになるには、FONのウェブサイトでメンバー登録し、FONルーターを購入、自分の無線LANの一部を開放します。現在手に入るルーターは7980円のもののみで、初期費用は高くなってしまいますが、カバーエリアの広さから検討の価値がありそうです。

<自治体が提供する無線LANサービス>
茨城県、岡山県、広島市といった自治体では公衆無線LANサービスを提供していますが、自治体全域をカバーする大規模なものではなく、特定施設での提供に限られているようです。また、アメリカでは自治体主導の公衆無線LANサービスが暗礁に乗り上げているという記事も。

米国で“街全体をカバーする無線LAN”の失敗相次ぐ,シカゴ市は計画を無期延期 - 情総研レポート:ITpro

現在サービスを提供している自治体の今後の展開、他の自治体への波及について注目していきたいところです。


無料の公衆無線LANサービスを見てきましたが、カバーエリアとアクセスポイントの数を考慮するとFREESPOTとFONの使い勝手がよいさそうです。次は、有料で提供されている公衆無線LANサービスをみていきましょう。

■ 有料の公衆無線LANサービス

有料の公衆無線LANサービスというと、livedoor Wireless、BBモバイルポイント、フレッツ・スポット、Mzone mopera U、HOTSPOTなどさまざまなサービスがあります。都心部に強いサービス、全国を網羅しているサービス、カフェやビジネスエリアをカバーしているサービスなど、それぞれ特色があります。各サービス、500円ほどで一日利用できるプランを提供していますので、まずは気になるサービスを試して、利用エリアと合わせて検討してみましょう。FREESPOT、BBモバイルポイント、Mzone mopera U、HOTSPOTのアクセスポイントを一括検索できるサービスがあり、検討する際の助けになりそうです。

公衆無線LANマップ|ホットスポットを一発検索!

ただ、各サービス月額利用料は500円から1500円、カバーエリアは個々別々で、さらにフレッツ・スポットはNTT東日本と西日本で別契約。ひとつに絞りきれない場合、それぞれ契約していくと利用料がかさんでしまい、実はデータカードの方が安くて自由度も高かった…ということになりかねません。そんな時は複数の公衆無線LANサービスをまとめて契約できるローミングプロバイダを検討してみましょう。コストを抑えられるかもしれません。中でもお得なのがWIRELESS GATEのヨドバシカメラオリジナルプランで、BBモバイルポイント、livedoor Wireless、成田空港エアポートネット、UQ Wi-Fiを利用できて月額380円。livedoor Wireless単体で月額525円、WIRELESS GATEの通常契約に比べてもかなり割安です。

WIRELESS GATE

サービス提供エリアを見てみると、BBモバイルポイントが全国を幅広くカバーしていて、livedoor Wirelessが都心部でのアクセスを強化しています。また、「フレッツ・スポット」オプションプランを選択すると月額1680円と割高になってしまうものの、よりたくさんのアクセスポイントをカバーできるようになります。

■ おわりに

最後にもうひとつ。外作業でコンピュータのバッテリーが心配な方のために、2010年版の電源スポットリンク集を紹介しておきます。

[AC]電源使えるカフェを探す会[モバイル] - PGのWiki - livedoor Wiki(ウィキ)

自宅や職場とは違った環境で作業をすると、気分転換になるのはもちろん、意外なほど集中できたり、おもしろいアイディアが出てきたりとやみつきになることうけあいです。有料サービスも1日500円ほどで試してみることができます。ぜひ公衆無線LANを使って、"外作業"のはじめの一歩を踏みだしてみてください!

The Photo by TheNickster

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