5月26日(水)、総務省が「SIMロック解除に関するガイドライン(案)」を公表しました。この案に関して、6月23日(水)までの間、広く意見を募集するそうです。
▽総務省|「SIMロック解除に関するガイドライン(案)」に対する意見募集
SIMロックとは、携帯電話端末に、特定の通信会社でしか利用できないように制限をかける機能のこと。総務省が発表した今回の意見募集の概要については以下の通りです。
総務省は、携帯電話端末のSIMロックの在り方に関して平成22年4月に実施した携帯電話事業者(以下「事業者」)等からのヒアリングにおいて、利用者の要望を前提に事業者が自主的にSIMロック解除を実施するという方針について一定のコンセンサスを得られたことを受け、「SIMロック解除に関するガイドライン」を策定することとしました。
本ガイドラインは、利用者の要望にこたえるという観点から事業者において主体的に取り組むことが期待される事項について取りまとめるものです。
今般、その案について、本日から平成22年6月23日(水)までの間、意見募集を行います。
郵送、FAX、電子メールのいずれかを使って意見を提出、あて先は「総務省総合通信基盤局電気通信事業部事業政策課」となっています。
事業者の自主性に委ねているとはいえ、日本の携帯電話ビジネスの流れを変えるかもしれない今回の案。また、日本のキャリアは通信方式が違ったり、互換性がなかったりと、キャリアを変えても利便性が落ちる可能性が考えられます。これに対し、ユーザーはどんな思いを寄せるのでしょうか。興味のある方は、ぜひとも意見を提出してみてはいかがでしょう。