夏の挨拶として送る「暑中見舞い」。しかし年始の挨拶でおなじみの“年賀状”に比べると、書き方やマナーなどがいまいちピンと来ませんよね。今回は「いつ出せばいいんだっけ?」「何を書けばいいの?」という人のために、「暑中見舞いの書き方・出し方」についてご紹介します。
■暑中見舞いには何を書く?出す時期は?
まずは暑中見舞いを出す際の基本のポイントを押さえておきましょう。
▽暑中見舞い特集:暑中見舞い・残暑見舞いの書き方・文例、夏のおたより郵便はがき(かもめ~る)情報「年賀状・暑中見舞いドットコム」
▽暑中見舞いの書き方基本3原則と文例集 [手紙の書き方・文例] All About
<出す時期はいつ?>
暑中見舞いは、梅雨明けの「小暑(7月7日頃)」から「立秋(8月7日頃)」までの期間に出します。それ以前に出す場合は「梅雨見舞い」、それ以降なら「残暑見舞い」の扱いになります。
<暑中見舞いに書く内容は?>
暑中見舞いに書く基本のポイントは次の3つです。
- 1.季節の挨拶
- 2.相手の安否を尋ねる言葉・自分の近況・相手の無事を祈る言葉
- 3.日付
まずは「暑中お見舞い申し上げます」など季節の挨拶から始め、続いて相手を気遣う言葉や自分の近況について書きます。親しい友人などに送る場合は、形式ばかりにこだわるよりも自分らしい言葉で書いてみるのがいいですね。日付については「○○年○月○日」と細かく書かずに、「○○年 盛夏」「○○年○月」などとするのが一般的です。
<残暑見舞いとの違いは?>
「立秋(8月7日頃)」よりも後に送る場合は、暑中見舞いではなく「残暑見舞い」として送ります。書き方のポイントは基本的には暑中見舞いと同様ですが、季節の挨拶は残暑見舞いに合わせましょう。また残暑見舞いの場合は「盛夏」という言葉は使わないので、「晩夏」「立秋」「葉月」などを使います。
<出していない人から届いたらどうする?>
出していない人から暑中見舞いが届いた場合は、年賀状と同様に自分からも出すようにします。基本の書き方は先ほどの通りですが、先に送ってもらったお礼を一言添えるようにしましょう。
上記のエントリーでは、友人や上司など送る相手に合わせた文例も見ることができるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
■暑中見舞いに使えるデザインを探そう!
そして「書く内容は決まったけどデザインが…」という場合は、こんなエントリーもオススメです。
<無料で使えるはがきデザインソフト>
▽かもめ〜る[暑中・残暑見舞はがき]
日本郵便の「かもめ〜る」のサイトでは、無料でダウンロードできるテンプレートのほか、テンプレートや素材を組み合わせてデザインができるソフト「はがきデザインキット」も無料で配布されています。ダウンロードした素材と手持ちの写真素材を組み合わせたり、住所録の管理や宛名印刷も行えるので便利ですね。
<相手に合わせてデザインを選ぼう!>
▽ふゆきデザイン暑中見舞い・残暑見舞い(アイデア工房)
▽http://www.printout.jp/factory/tokusyu/summer_greeting/
▽夏のイラスト・暑中見舞い【夏・暑中お見舞いわんパグ】無料素材
▽年賀状・喪中はがき等の無料テンプレートサイト[使える素材集]
これらのエントリーでも、暑中見舞いに使えるテンプレートやイラスト素材を無料でダウンロードすることができます。相手に合ったデザインを選びたいですね。
メールで手軽に送るのもいいですが、手書きの暑中見舞いならさらに印象に残るはず。「しばらく会ってないけど、どうしてるかな?」と思う人がいたら、今年の夏は思い切って送ってみてはいかがでしょうか?
Title Photo by "KIUKO"