「新世紀エヴァンゲリオン」などで知られるアニメ制作会社「GAINAX」の公式サイトにて、新企画「GAINAXアニメ講義」が本日8月18日よりスタートしました。実際に現場で活躍するスタッフが、アニメ制作に必要な知識や技術をレクチャーするというこのコンテンツ。第1回の講師は、映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の監督を務めた鶴巻和哉さんです。
▽ http://www.gainax.co.jp/staff-info/
▽ GAINAXアニメ講義第1回 「上手・下手、イマジナリーライン」|講師:鶴巻和哉
GAINAX公式サイトでスタートした「GAINAXアニメ講義」は、GAINAXの社内で開かれた勉強会の様子をテキスト化し、Web上で一般公開するというもの。映像制作において大事なこととは一体何なのか、用語説明も交えながら解説していきます。
記念すべき第1回では、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」「フリクリ」などの人気作品で監督を務めた鶴巻和哉さんが講師を担当します。鶴巻さんが教えるのは、映像制作において“シーンを制作する設計図”ともいえる「絵コンテ」。まさに作品の設計図となる最も重要な部分ですが、鶴巻さんによれば「絵コンテの描き方といっても、最小限のルールがあるくらいで、後は自由です。」とのこと。講義ではその最小限のルールである「上手(かみて)と下手(しもて)」と「イマジナリーライン」の2つのキーワードについて、実際の作品を例に出しながら丁寧に解説されています。
アニメ業界を目指している人はもちろんですが、そうでなくともアニメ好きなら一度は制作現場の裏側を覗いてみたいと思ったことがあるはず。最前線で活躍中のクリエイターが語るアニメの現場、今後の更新も期待したいですね。