Googleが世界各地で毎年開催している開発者向けイベント「Google Developer Day(GDD)」。日本では、9月28日にGoogle Developer Day 2010 Japanが開催されました。例年よりも規模を拡大して、東京のメイン会場と京都のサテライト会場の2会場で開催されたGDD 2010 Japan。当日の様子を伝える声をまとめて紹介します。
Googleが開催する「Google Developer Day(GDD)」は、「Google I/O」に次いで大きな開発者向けイベントです。日本では2007年から開催がはじまり、2010年9月28日に、第4回目となるGoogle Developer Day 2010 Japanが行われました。
▽ http://www.google.co.jp/events/developerday/2010/tokyo/
基調講演から始まり、Chrome / HTML5、Android、クラウドプラットフォームといった旬のトピックの技術系セッションを中心に、エンジニアの日常、女性エンジニアや子育て中のエンジニアによるパネルディスカッションといったセッションまで、20を超えるセッションが開かれました。セッションリストのページには、「"高性能な Android アプリを作るには" #android1」など、各セッションのハッシュタグも記載されていて、当日の盛り上がりをTwitter上で追うことができそうです。
▽ http://www.google.co.jp/events/developerday/2010/tokyo/agenda.html(アジェンダ)
▽ http://www.google.co.jp/events/developerday/2010/tokyo/sessions.html(セッションリスト)
その他、東京のメイン会場には、Googleの技術を利用して開発したアプリケーションや技術を開発者が紹介するブース展示「デベロッパーサンドボックス」やGoogleで働く人やGoogleの技術に精通した開発者「API Expert」に直接質問できる「オフィスアワー」といったコーナーも。
GDD 2010 Japanから一夜明け、レポートが続々と出始めました。Android向けのアプリ配信や、年内にオープンが予定されているWebアプリケーションの提供・購入プラットフォーム「Chrome Web Store」など、今後のGoogleの戦略をうかがえるレポート記事が注目を集めています。
▽ Google開発者イベント、日本のAndroidアプリ配信は世界2位 - ケータイ Watch Watch
▽ [jp] 7000万ユーザーへリーチ。Google Developer DayでChrome Web Storeを日本向けにアナウンス | TechCrunch Japan
もちろん技術系セッションのレポートも。以下のエントリーでは、「高性能なAndroidアプリを作るには」「Google App Engine for Business, Cloud サービスの概要」「クールなAndroidアプリを作るには」「Android でリアルタイムゲームを開発する方法:リベンジ」といったセッションのレポートをまとめています。
▽ Google Developer Day 2010セッションレポートx4 - ひつじのにっき
日本語のかな漢字変換をWeb APIとして実現した「Google 日本語入力」も注目を集めています。当日会場で配布され、ウェブでも公開されている「Google 日本語入力コミック」(作:Google 日本語入力チーム、画:白根ゆたんぽ)も必見です。
▽ 「Google 日本語入力 Cloud API」公開、ウェブアプリから利用可能に -INTERNET Watch Watch
▽ http://www.google.com/intl/ja/ime/comic/
日本では、東京のメイン会場と京都のサテライト会場で盛り上がったGDD。2010年内には、サンパウロ(ブラジル)、ミュンヘン(ドイツ)、モスクワ(ロシア)、プラハ(チェコ)での開催も控えています。今後出揃うGDD 2010 Japanのレポートを楽しみにしつつ、世界各地のGDDからも目が離せなさそうです。
▽ http://www.google.co.jp/events/developerday/2010/(GDD 2010 開催一覧)