Googleの開発者向けイベント「Google Developer Day 2010 Japan (GDD)」が、東京国際フォーラムで9月28日(火)に開催されました。Googleの公式サイトでは、日本語入力システム「Google 日本語入力」の開発背景や仕組みを解説した漫画が、無料で公開されています。
▽ Google 日本語入力コミック
Google 日本語入力は、2009年12月3日にベータ版として公開されました。これまでの日本語入力システムとは違い、ネット上の文字情報から自動的に辞書を生成します。固有名詞における語彙力の豊富さや、数文字入力するだけで候補を表示する「サジェスト」機能が特徴です。
公式サイトで公開されている漫画には、Google 日本語入力の開発にいたるまでの経緯やシステムの解説などが、全40ページに渡って掲載。技術開発者だけではなく、一般のネットユーザーにとっても「こういう仕組みになっているのか」と納得することができる、読みやすい漫画になっています。
Google 日本語入力の開発では、「As you think of・空気のように」を心がけていたのだそう。そのために必要な「マルチプラットフォーム」「スピード」「セキュリティ」「安定性」という4つの要素にどのように取り組んでいったのかが、白根ゆたんぽさんによるコミカルな絵と共に分かりやすく説明されています。そのほか、「どのようにして異なるOSで動作させているのか」「どのように自動的にアップデートをしているのか」といった疑問に対し、その仕組みなども掲載しています。