東京都は11月30日(火)、東京都議会定例会に「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案を再提出しました。これに対して「日本シナリオ作家協会」が12月2日(木)に発表した反対表明文が、「素敵」「かっこいい」と話題になっています。
▽ http://www.j-writersguild.org/portal/news_detail.php?id=48
日本シナリオ作家協会の公式サイトで発表された、「東京都『青少年の健全な育成に関する条例』改正案に反対します」という声明文。この中で同協会の理事長を務める西岡琢也氏は、表現の自由を脅かす改正案に強い危惧と懸念を抱いていると述べ、反対の意を力強い文面で唱えています。
特に注目したいのが、東京都の姿勢について触れたこの文章です。
行政が相変わらずフィクション創作の現場に、一方的に硬直した道徳・倫理観を押しつけようとする姿勢は前回と変わらず、むしろより強権的になり、決して見過ごす事は出来ない。
我々は、自由な創造の現場にあがり込んで、繰り返し汚れた靴で踏み荒らそうとする東京都に断固異議を申し立てるとともに、都議会において当改正案が永遠に葬り去られる事を切望する。
この声明に対し、はてなブックマークのコメント欄では、「これは素敵だ」「さすがシナリオ作家、と思わずにはいられない。声優に良い声で読み上げてもらいたくなる」「声に出して読みたい声明文」などの声が寄せられています。