ソーシャルネットワーキングサービス「Facebook(フェイスブック)」で、入力した出身校や近況をもとに古い友人と再会したり、交流の輪が広がったりした人も多いのではないでしょうか。交流を楽しむ一方で、気を配りたいのがプライバシー設定です。Facebookへの投稿や個人情報の公開範囲など、適切なプライバシー情報の設定方法を紹介します。
■ 投稿や個人情報の公開範囲を設定する
Facebookでは、近況、写真、リンク、動画のほか、連絡先や交際ステータスなど、プライベートに関するさまざまな情報を公開、共有できます。その公開範囲が、Facebookの「推奨」と自分の想定とで違っているかもしれません。Facebookページ上部の「アカウント」から「プライバシー設定」を選び、現在の設定を確認してみましょう。
「Facebookでのコンテンツ共有」の欄に、各項目の公開範囲が表示されます。「推奨」設定では、「近況、写真、投稿」「経歴、好きな言葉」「家族と交際ステータス」の3項目がすべてのユーザーに公開されます。
現在の設定が気になる人は、「設定をカスタマイズ」のリンクから、自分に合った設定に変更してみてください。
■ 「Facebookのつながり」の設定をカスタマイズする
次は、検索が可能なプロフィールの範囲、友達リクエストを受け付ける範囲などを設定する「Facebookのつながり」を見てみましょう。プライバシー設定ページの「Facebookでのつながり」の欄にある「設定を見る」から確認できます。
初期設定では、すべての項目が「すべてのユーザー」に公開する設定になっています。
「Facebook検索」の項目で、検索可能な範囲を「すべてのユーザー」に設定している場合、名前だけでなく、設定しているメールアドレスからもプロフィールを検索できるようになるようです。メールアドレスとプロフィールを関連付けたくない人は、公開範囲を限定するか、アカウントにリンクしているメールアドレスを変更する必要があります。下記のヘルプセンターのページの説明もご覧ください。
■ Facebookアプリがアクセスできる情報を把握・設定する
最後に、Facebook内で使うアプリケーションや、Facebookアカウントを利用する外部サイトのプライバシー設定を確認しましょう。
プライバシー設定ページの左下「アプリとウェブサイト」の「設定を編集」をクリックすると、現在自分が利用しているアプリや、友達が利用するアプリなどがアクセスできる個人情報の概要が表示されます。
特に重要なのは、下の図の(a)「利用しているアプリ」と、(b)「友達が利用するアプリやサイトの、あなたの情報に対するアクセス権限」の設定です。それぞれについて見てみましょう。
<(a) 利用しているアプリのプライバシー設定>
以下のページに、現在利用しているアプリが一覧表示されます。それぞれのアプリについて、設定の編集や削除ができます。
個々のアプリの詳細を見ていくと、「家族と交際ステータス」「連絡先情報」「友達の情報」などにアクセスするアプリも。特に使っていないアプリがある場合は、削除してみるのもよいかもしれません。
<(b) 友達が利用するアプリやサイトのアクセス権限の設定>
友達が「友達の情報」にアクセスするアプリを使っていると、自分の情報が気付かないうちに見知らぬアプリからアクセスされる可能性があります。これを避けるために、「友達が利用するアプリやサイトの、あなたの情報に対するアクセス権限」の設定を変更できるようになっています。アクセスを許可する項目にのみチェックを入れて、変更を保存しましょう。
■ おわりに
Facebookを安全に楽しむために、投稿や個人情報の共有、人とのつながり、Facebookアプリがアクセスする情報について、適切にプライバシーを設定する方法を紹介しました。初期設定では広い範囲に情報が公開されていること、思っている以上にアプリが多くの情報にアクセスすることに驚いた人も多いのではないでしょうか。
Faceboookの「ヘルプセンター」には、プライバシー設定と関連する情報がまとまっています。参考にしてみてください。