夏は人間だけではなく、ペットにとっても「熱中症」の危険性があります。特に暑さに弱い「犬」は、温度だけではなく湿度にも注意が必要です。 節電中でもできる熱中症対策や、熱中症にかかった場合の応急処置方法などをまとめてみました。
■ 犬や猫がかかる熱中症はどんな病気?
▽ http://pet.goo.ne.jp/special/sp_43.html
▽ 犬の熱中症(熱射病、日射病) | 犬の病気事典 | Petwell(ペットウェル)
▽ 猫の熱中症(熱射病、日射病) | 猫の病気事典 | Petwell(ペットウェル)
犬と猫の熱中症では、まず初期症状として激しい呼吸と大量のよだれが見られます。目の充血や、耳の内側と口の粘膜の赤味が強くなるのもよく見られる症状とのことです。中期の症状になると脈拍が速くなり、下痢や嘔吐(おうと)をする場合もあります。症状がさらに進行すると、血液の循環が悪化して酸欠状態になってしまうそうです。
■ 家庭でできる熱中症対策
<熱中症対策をしよう>
▽ 夏の暑さ対策~犬の熱中症(熱射病):ペットコラム - どうぶつ病院.JP
▽ ドッグシグナル[犬のしつけ&問題行動カウンセリング]熱中症に気をつけよう!
熱中症対策は、気温だけではなく湿気にも気をつけなければならないとのこと。風通しが悪いと日陰や家の中でも湿度が高くなってしまうため、熱中症を引き起こす危険性があります。犬の場合、快適に過ごせる環境は「だいたい室温23度~25度で湿度50%」とのこと。家の中では換気を良くし、日の当たる窓はカーテンを閉めましょう。市販されているクールマットなどは、ペットの体を冷やすために有効なグッズです。
散歩に出かける際は、地面のアスファルトを触って熱くないかをチェックしてください。時間帯は早朝か夕方がオススメです。また、少しの間でも車内に残したままの外出は避けましょう。
<もしもかかったら>
▽ http://www.iris-pet.com/wan/tokusyu/37/03.html#anchor3
もし熱中症にかかってしまった場合は、とにかく体を冷やしましょう。家庭でもできる応急処置としては以下のことが挙げられています。
- ホースで水を体にかける
- 喉に冷たいタオルやアイスノンをあてて頸動脈(けいどうみゃく)を冷やす
- 扇風機の前などで風をあてて体全体を冷やす
応急処置の後は、必ず病院で診察を受けてください。
■ 節電中の熱中症対策
▽ 熱中症対策は大丈夫!?「節電」の夏を乗り切る法 | Petwell Report | Petwell(ペットウェル)
▽ http://doglife01.com/0007.html
節電中の熱中症対策は、どのようにすればよいのでしょう。上記のエントリーによれば、クールマットやクールボードは効果的なものの、それだけに頼るのは危険とのこと。他の対策と併用するのがポイントです。遮光をする場合は、室内のカーテンよりも、屋外にすだれやグリーンカーテンを設置するほうが効果的だそう。エアコンをつける場合は、「除湿」よりも「冷房」にしておくほうが節電になるそうです。その際の設定温度は28度が推奨されています。この他、水をたっぷり用意しておく、風通しをよくする、といった対策が挙げられています。
まだまだ暑さがぶり返すことが予想されます。熱中症にかかってしまう前に、事前にできる熱中症対策をとっておきましょう。
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