夏休みの宿題の定番といえば「読書感想文」ですね。いざ書こうと思っても、本の選び方や感想文の書き方が分からず、悩んでしまいがちです。今日は小中学生はもちろん、子どもを持つパパやママも知っておきたい「読書感想文を書くコツ」を紹介します。
■ 原稿用紙の使い方も! 小学生向けのポイント
小学生の通信教育を行っている「Z会」の公式サイトでは、読書感想文の書き方を解説したページを公開しています。「本を選ぶ」「読書メモを作る」「構成を考える」「読み返す」の4つをポイントに、読書感想文の基本をまとめています。原稿用紙の使い方についても明記されているため、初めて読書感想文を書く子どもにもピッタリです。
■ “感想”は書いちゃダメ? 中学生向けのポイント
中学生向けのこちらのサイトでは、感想文を“生活作文”とし、読書感想文を「登場人物の行動や体験と自分の日常を比較し、違いや共通点から自分がどんな生活をしている人間なのかを書く作業」と解説しています。具体的な書き方については、以下のような手順が記されています。
- 1. 材料を集める……印象に残った場面やポイントになりそうな場面をいくつか選ぶ
- 2. 材料に肉付けする……各場面ごとに登場人物の行動や体験、それに対する自分の考えなど4つのことをノートに書き「材料ノート」とする
- 3. テーマを決める……「材料ノート」をベースに、どんな“生活作文”を書けるか考える。テーマはできるだけ1つに絞り、関係のない場面は切り捨てる
- 4. 設計図を描く……段落分けと字数配分をメモする
- 5. 下書きをする……「材料ノート」と「設計図」を見ながら下書きをする
- 6. 清書をする……下書きの手直しをして、清書すれば完成
その他、どうしても書けない場合のヒント集なども用意されてます。
■ 読書感想文にピッタリな本を選ぶには?
課題図書を指定されていない場合、「本選び」も悩みどころです。そんな本選びのコツについて書かれているのが以下のエントリーです。
早く読める短編小説で、なおかつテーマがハッキリしている作品が読書感想文には向いているそうです。「主人公の年齢が近い」「テーマが身近」など、作品の中に“興味のある部分”を見つけることも重要だそうです。
本を探すときは、インターネットのレビューや国語の資料集、青空文庫などを活用するのがよいそうです。
■ 読書感想文全国3位が教える「受賞のコツ」
▽ Togetter - 「読書感想文全国3位が教える「賞を取る読書感想文の書き方」。」
こちらのエントリーには「青少年読書感想文全国コンクール」で3位を受賞したTwitterユーザーがつぶやいた「賞を取る読書感想文の書き方」がまとめられています。コンクールに出す方は、参考にしてみてはいかがでしょう。
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