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女の子疑惑の「クマのプーさん」は紛れもない男の子 原作を使った検証がすごい



「クマのプーさん」はやっぱり男の子だった件 - 紺色のひと

「クマのプーさんは女の子」という説を検証したのは、ブログ「紺色のひと」の筆者、Asayさんです。Asayさんは絵本と原著を使い、プーの名前の由来や、性別に関するシーンを紹介しています。

「プーが女の子だった」とのうわさは、テレビ番組で紹介されたことがきっかけでTwitterなどに広まったようです。Asayさんはこのうわさを裏付ける理由に、原著のタイトルでもあるプーの本名「Winnie-the-Pooh」の「Winnie(ウィニー)」は、イギリスでは主に女の子に付ける名前だという説を挙げています。

Asayさんは「ウィニー」と名付けられた理由について、石井桃子さん訳の絵本『クマのプーさん/プー横丁にたった家』の描写を引用しています。同書によれば「ウィニー」は、名付け親のクリストファー・ロビンが飼っていた白鳥と、動物園でお気に入りだったクマの名前からとったものだそうです。Asayさんは、このモデルのクマがメスだったのではないかと推測しています。

さらに、プーの性別に触れている原著『Winnie-the-Pooh』から、クリストファー・ロビンと父親のやりとりを取り上げ、プーが男の子として描かれていることを読み取っています。これらをまとめて、Asayさんは「物語『クマのプーさん』で書かれているキャラクターであるプーさんは、紛れもなく男の子であると言えるでしょう」と書いています。

綿密な検証に、はてなブックマークのコメント欄では「すばらしい」「原典にあたるって大事」「クリストファーロビンが言ってるんだから間違いない!」といった声が集まっています。

クマのプーさん プー横丁にたった家

クマのプーさん プー横丁にたった家

  • 作者:A・A・ミルン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1962/11/27
  • メディア: 単行本
文: あおきめぐみ

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