北海道長万部町のゆるキャラ「まんべくん」がTwitterで「どう見ても日本の侵略戦争が全てのはじまりです」などと発言した問題で、長万部町は8月16日(火)、Twitterアカウントを運営する株式会社エムに対し「まんべくん」の使用許諾を取り消したことを発表しました。「まんべくん」のTwitterでの活動は中止になります。
問題となっていた「まんべくん」のTwitter上での発言は、8月14日の「どう見ても日本の侵略戦争が全てのはじまりです。ありがとうございました」などです。「さて、明日は終戦記念日だからまんべくん戦争の勉強するねッ!」と発言した後、第二次世界大戦の日本について、まんべくんの解釈をいくつか投稿しました。これらの発言と周囲の反応は、以下のTogetterにまとめられています。
従来からまんべくんは、自治体をPRする“ゆるキャラ”としては珍しく、かなり自由で“毒舌”的な書き込みをしていました。戦争に関する発言の後も、まんべくんは「(^¬^≡^¬^)ピャーッ!今日は大漁!大漁!」「炎上の後のペプシネックスは格別だよーッ!(((^-^)))」などと投稿しています。まんべくんの人気は高く、8月16日現在で9万人を超えるフォロワーを集めています。
長万部町は、白井捷一町長の名義で、まんべくんに関連する業務委託先の株式会社エムに「『まんべくん』の使用許諾権を禁止」したことを長万部観光協会のブログに発表しました。
▽ http://www.osyamanbe-kankou.jp/blog/index.cgi?no=359
この使用許諾権について長万部町は、はてなブックマークニュース編集部の取材に対し、「長万部町が所有する、まんべくんの名称を含む商標権」と説明しました。これにより、事実上のまんべくんの運営者である株式会社エムは、まんべくんとしての活動ができなくなりました。長万部町は、まんべくんの今後のTwitter上の活動は「中止」だとしています。