FTPクライアントソフト「FFFTP」の作者で知られるSotaさんは8月31日(水)、同ソフトの開発を終了したと公式サイトで発表しました。開発終了の理由について、Sotaさんは「FFFTPの開発を継続していくモチベーションが保てなくなった」とコメントしています。
▽ Sota's Web Page
▽ 開発終了: Sotaの雑記
FFFTPは、国産FTPクライアントの代表的なソフトウェアです。フリーソフトウェアとして、1997年ごろに最初のバージョンが開発されました。漢字を名前に含むファイルが取り扱えることや、ファイルを転送しながら新たにファイルを操作できることなどが特徴です。
Sotaさんは開発終了に至った経緯として、FFFTPを公開する責任や期待の大きさに触れ、「公開したフリーソフトはいつまでサポートしなければならないのか。どれだけの品質の物でなければならないのか」を考えるようになり、自分の判断で開発終了を決めたと説明しています。また、「新しい一歩を踏み出すために、一つの物を終えることにしました。FFFTPの開発に協力していただいた皆様、どうもありがとうございました。大変感謝しております」と、ユーザーへの感謝の言葉もつづっています。
多くの人に親しまれてきたFFFTPの開発終了を受け、はてなブックマークのコメント欄には「いやあ、10年以上続けられたというのが本当に凄いと思います。ありがとうございました」「大変お世話になりました。お疲れさまでした」「『ホームページを作ってみよう。』と思ったその日から使ったのがこのソフトです。開発者には『ありがとうございました!』と一言伝えたいです」といった、たくさんの感謝とねぎらいの声が寄せられています。