ポッキーゲームで遊びたい、でも相手がいないと楽しめない――そんな悩みを解消してくれそうな“1人ポッキーゲーム”のシステムを、北陸先端科学技術大学院大学の研究グループが試作しました。はてなブックマークでは、“1人ポッキーゲーム”を披露している動画に注目が集まっています。
▽ http://jp.diginfo.tv/2011/10/15/11-0226-r-jp.php
ポッキーゲームの一般的なルールは、向かい合った2人が1本のポッキーの両端を互いに食べ進んでいくというものです。ポッキーゲームを1人で体験するシステムは、食べ物をかむ動作「咀嚼(そしゃく)」をコミュニケーションに応用する研究として試作されました。同研究グループはシステムの開発について、理想の相手とポッキーゲームをするために「ポスターなどを使って実際に咀嚼コミュニケーションを図る」と説明しています。
実際にシステムを利用する様子がYouTubeで公開されています。動画では、システムに“美少女イラスト”を貼り付けてポッキーゲームを楽しむ学生の姿が見られます。ポッキーを食べ終え、「ふふふ、甘い」と楽しそうに話すシステムの声も聞けます。
▽ 一人でポッキーゲームができるシステム #DigInfo - YouTube
ユーザーがポッキーを食べ進めると、システムの方も“顔”を前進させます。ポッキーをかむ音や震動も伝わってくるそうです。グミで再現した唇にキスをすると、ゲームが終了するとのことです。
同研究グループはシステムの今後について、「ユーザーの噛む動作を検知することで、よりインタラクション性を高めていきたい」としており、遠隔地同士でのポッキーゲームや、ポッキーを折らない形でのゲームも視野に入れているとのことです。
1人でもポッキーゲームが楽しめるという斬新なアイデアに、はてなブックマークのコメント欄には「さすがはJAIST。時代の『先端』を突き進んでおります」「その貼りつけた二次絵はなんなんだよwww」「朝から腹抱えて笑ったw」などの声が寄せられています。