週刊誌『週刊SPA!』で不定期連載中のグルメマンガ『孤独のグルメ』が、2012年1月5日(木)午前0時43分(4日深夜)から、テレビ東京系列で実写ドラマ化します。主人公の「井之頭五郎」を演じるのは、俳優の松重豊さんです。原作者の久住昌之さんは、シナリオ制作に参加するほか、ドラマの後の番組コーナーに出演するとのことです。
▽ 孤独のグルメ:テレビ東京
『孤独のグルメ』は、久住さんが原作を、谷口ジローさんが作画を担当しているマンガです。主人公の食事風景が心理描写と共に淡々と描かれているのが特徴で、作中に登場する店はすべて実在するそうです。
松重さんは番組公式サイトでコメントを発表し、自身を「食事については人よりも多分うるさいタイプ」と表現しています。食にこだわる主人公を演じることについては、「高いお金を出して食べるものではなくて、街場で美味しいものを探して最高の幸せを感じる、というのは、自分との置き換えが楽でしたね。僕も多分そういう人生を歩んだら、そういうことに幸せを感じただろうと思うので」と語っています。
原作者の久住さんはドラマ化にあたり、物語があくまでもフィクションであることから、「モデルになったお店をそのまま撮影に使うのはやめてほしい」というのが“ほぼ唯一の要望”だったことを明かしました。ドラマの台本を読んだ感想については、「原作のイメージを尊重してくれている」とコメントしています。久住さんはドラマの後の番組コーナーに出演し、作品の舞台になった街や店を訪れる予定です。
なお、ドラマ版に登場する店は、「実在する“味な店”を、毎回番組スタッフが自らの足で探している」とのことです。