他人とのコミュニケーションにおいて、「断る」というのは最も気を使う瞬間の1つです。仕事やプライベートのさまざまな場面で、角を立てずに“上手に断る”ためのヒントを集めました。
■ 「仕事」の断り方
上司やお客さんからの無理な頼みには、どう対応すればいいのでしょうか?
<上司にNOを伝える方法>
▽ 仕事を断っても気まずくならない、上手に「NO」という技術 | ライフハッカー[日本版]
上司から新しい仕事の依頼が来たけれど、今抱えている仕事量が多すぎてとても追いつかない……上記のエントリーでは、そんなときに「新しい仕事を受けたら、今やっている仕事がうまくいかなくなる可能性がある」と伝えることを勧めています。重要なのは、単に拒否するのではなく、“上司に仕事の優先順位を明確にしてもらう”こと。余裕がないことを伝えると同時に、交渉の余地を残しておきます。
<基本は“断らない”姿勢で>
▽ 日経BP
こちらのエントリーでは、相手から何か頼まれたときの対応として、次の3つのパターンを挙げています。
- 100%で「YES」と応える
- 半分は相手の言うことを受け入れ、あと半分は自分の主張や条件を通す
- 「本当は断りたくないのですが」と心情を伝えたあと、理由を明確にして断る
基本的には“断らない”姿勢で行動することで、相手の主張に耳をかたむける余裕ができます。その上で迷った場合は、次のような判断基準で断るかどうか考えてみましょう。
- その仕事に全く興味がわかない場合
- 頼みごとをしてきた相手に誠意が感じられない場合
- 納期まで時間がなく、希望がまったく受け入れられない場合
<断る際の“言い回し”にも工夫を>
▽ 体よく断る時に役立つ言い回し | ライフハッカー[日本版]
断る理由を正直に言ったほうがいい場合もあれば、正直に言いすぎると角が立ってしまう場合もあります。相手との関係やそのときの状況にあわせて、断る際の伝え方を変えてみましょう。上記のエントリーでは、印象をやわらげる言い回しや、角が立ちにくい“断る理由”を紹介しています。
■ 「飲み会」は断っても大丈夫?
「他に用事がある」「出費がかさむ」「なんとなく気分がのらない」など、飲み会の誘いを断りたいときもありますよね。
メンバー同士の相互理解や“チームの和”を深める場としての役割を果たす飲み会。断る際は、自分が“チームの和”を大事にしていることをさりげなく伝えるのがポイントです。上記のエントリーでは、上手な断り方として次の3つのパターンを挙げています。
- 「水曜日には○○に行くことになっている」など、あらかじめ自分の予定を公言しておく
- 「最初の1時間だけ」など、少しだけ顔を出しておく
- 今回は断っても、次回は自分から誘う
■ デートや告白、“異性からのお誘い”を断るには?
最後は異性からのアピールを上手に断る方法です。
▽ 告白されたときの断り方、5つのポイント | ライフハッカー[日本版]
▽ 恋愛感情が湧かない相手とのデート。上手な断り方 [久野浩司の恋愛コラム] All About
▽ アドレスを聞かれた際の上手な断り方 | 恋愛・結婚・離婚 | 発言小町
大切なのは、相手の気持ちに誠意を持って接した上で“ハッキリと断る”こと。変に期待させてしまうと、お互いにとって逆効果になってしまいます。「興味がない」「他に気になる人がいる」など、見込みがないことをアピールするのも1つの方法です。
どんな場面でもただ「NO」と言うのではなく、まずは“相手の気持ちをくむ”ことが大切ですね。
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