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「第2回ニコニコ学会βシンポジウム」開催決定 発表者の公募も



ニコニコ超会議2019 公式サイト
ニコニコ学会β交流協会

ニコニコ学会βシンポジウムは“ユーザー参加型研究”の世界を作り上げることを理念として発足しました。2011年12月6日に開かれた「第1回ニコニコ学会βシンポジウム」では、ニコニコ生放送で行われた中継を約11万人が視聴したそうです。

「第2回ニコニコ学会βシンポジウム」は、幕張メッセで行われる「ニコニコ超会議」内のイベントとして開催されます。同シンポジウムでは、以下の8つのセッションが予定されています。

  • 1st「ロボット作ってみた・使ってみた・使われてみた」
  • 2nd「第2回・研究100連発」
  • 3rd「研究してみたマッドネス メカの部」
  • 4th「燃える男の未来の乗り物」
  • 5th「イノベーションと社会規範」
  • 6th「コメントアート」
  • 7th「研究してみたマッドネス ネットの部」
  • 8th「未来の社会のための、未来の"超"システム」

このうち、「研究してみたマッドネス メカの部」と「研究してみたマッドネス ネットの部」では、発表者を自薦、他薦で公募しています。参加費は1,000円です。また、ポスターを使って研究成果を発表する“ポスターセッション”の参加者も募集しています。どちらも、参加方法の詳細については後日ニコニコ学会βのサイトで公開するとのことです。

「研究してみたマッドネス メカの部」のセッションで座長を務める慶応義塾大学大学院の稲見昌彦教授は、公募について以下のようにコメントしています。

かつて科学は衣食住足りた貴族による趣味のようなものでした。電磁気学/化学で有名なマイケル・ファラデーは貴族出身でなく、小学校しか出ておらず、数学も決して得意ではなかった「元祖野生の研究者」でした。デイビーに見いだされ、後にイギリス王立研究所のスター研究者となった後、クリスマスレクチャーを少年少女に向けて開催し、科学を多くの人々に広めました。多くのイノベーションは常に辺境から来ました。私はファラデーに立ち返ることにニコニコ学会βの未来を見ます。

技術で人を感動させられるとは限りません。しかし、人を感動させる技術は確実に存在します。技術は人間の野生、人間の本能だと思います。あなたの野生を是非呼び覚まして下さい。

文: 古関崇義

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