東京都江戸川区の葛西臨海水族園は5月25日(金)、同園から脱走していたフンボルトペンギン1羽を無事に捕獲したと、サイト上で報告しました。捕獲後に撮影したペンギンの写真と共に、「けがもなく、健康状態も良好なようです」と元気な様子を知らせています。
▽ 脱出したフンボルトペンギンを捕獲しました | 東京ズーネット(ペンギン捕獲のニュース記事)
▽ 東京都江戸川区の葛西臨海水族園からペンギン1羽が逃げ出す - はてなニュース
葛西臨海水族園から脱走したのは、フンボルトペンギンの幼鳥1羽です。3月4日に脱走を確認して以降、同園はサイト上などで目撃情報の提供を呼び掛けていました。5月に入ってからは東京湾内での目撃情報がいくつか寄せられ、画像や映像を確認したところ、翼の黄色いリングなどから捜索中のペンギンであると断定したそうです。
同園の報告によると、ペンギンは5月24日(木)午後5時30分ごろ、千葉県市川市の行徳橋付近で同園職員によって捕獲されました。この日は江戸川での目撃情報が複数あったため、職員が現場に向かったところ、河川敷にいたペンギンを発見したそうです。同園は周辺地域の住民や都民に迷惑や心配をかけたと詫びるとともに、「情報提供いただいた方々、暖かく見守ってくださった皆さまに感謝申し上げます」と述べています。
脱走していたペンギンは今後、獣医師による健康管理を受けながら、非公開のペンギン舎で体調の回復を図るそうです。展示の再開について同園は「元気な姿で皆さまの前に登場できるようになりましたら、あらためてお知らせいたします」としています。