東京都江戸川区の葛西臨海水族園は、3月に同園から逃げ出して5月下旬に捕獲されたフンボルトペンギン1羽を、6月7日(木)から一般公開しました。捕獲の際に確認された目の充血や腫れは、すでに治癒したとのこと。“脱走ペンギン”は、両翼の付け根に個別識別用のリングを装着していないことで他の個体と識別できるそうです。
▽ 保護したフンボルトペンギン、6/7から公開 | 東京ズーネット
▽ 葛西臨海水族園の脱走ペンギン、約3ヶ月ぶりに捕獲 写真付きで無事を報告 - はてなニュース
3月4日に同園から脱走したことが確認されたフンボルトペンギンの幼鳥1羽は、約3ヶ月後の5月24日、同園の職員によって千葉県市川市の行徳橋付近で無事に捕獲されました。同園は捕獲後の一般公開について、「元気な姿で皆さまの前に登場できるようになりましたら、あらためてお知らせいたします」と告知。その後、検疫で異常がなく健康状態も良好であることから、展示場「ペンギンの生態」で一般公開しました。また、捕獲後のDNA検査で、ペンギンがオスだと判明したそうです。
ペンギンの羽の一部が個体識別用リングの影響で抜けているため、当面はペンギンにリングを付けず、新しい羽に生え換わる初夏に新たなリングを装着するとのことです。同園は群れに戻した後も、健康状態などを見守っていくとしています。