ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は7月18日(水)、ネットワークレコーダー「nasne(ナスネ)」の発売を延期すると発表しました。理由について同社は、本体に内蔵しているハードディスクドライブ(HDD)が輸送時のトラブルで部分的に破損していることを確認したためと説明しています。同製品は7月19日(木)に発売される予定でした。
▽ http://www.scei.co.jp/corporate/release/120718.html
▽ nasne | プレイステーション
SCEによると、工場での品質検査を経て出荷された一部のナスネで、輸送時に発生したと思われる予期しないトラブルによりHDDが部分的に破損していることが確認されました。同社は、全台数を再検査した上で改めて発売日を発表すると案内しています。
これに伴い、7月19日に予定していたナスネ本体のシステムソフトウェアアップデートVer.1.50の配信も延期されます。7月21日(土)と7月22日(日)に全国3ヶ所で開催される予定だったナスネの体験イベントは、中止が発表されました。
同社は発売延期について、「明日の発売を心待ちにしてくださっていたお客様には大変ご迷惑をお掛けいたします」と謝罪しました。
ナスネは、地上デジタル・衛星デジタル(BS/110度CSデジタル)チューナー、500GBのHDDを搭載しているネットワークレコーダー兼メディアストレージです。家庭内ネットワークに接続し、PlayStation 3専用アプリ「torne(トルネ)」やVAIO専用のナスネ対応アプリを使ってテレビ番組を視聴、録画できます。録画した番組は、PlayStation 3やPlayStation Vita、VAIOなどのソニーグループ製品で共有することが可能です。