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筒井康隆さんの最新作はなんと“ラノベ” いとうのいぢさんがイラスト



ビアンカ・オーバースタディ | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント
筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』第一章 哀しみのスペルマ Illustration/いとうのいぢ | 最前線
『ビアンカ・オーバースタディ』は、『時をかける少女』『日本以外全部沈没』などで知られるSF作家・筒井康隆さんの“ライトノベル”です。講談社の小説雑誌『ファウスト 2008 SUMMER Vol.7』と『ファウスト 2011 SUMMER Vol.8』に、2回に分けて掲載されました。単行本化にあたり、最終回が書き下ろされています。作品のあらすじは以下の通りです。

あらゆる男子生徒の視線をくぎ付けにする超絶美少女・ビアンカ北町(きたまち)の放課後(オーバースタディ)はちょっと危険な(アブナイ)生物学の実験研究にのめりこむ生物研究部員。そんな彼女の前に突然、“未来人”が現れて——!?
文学界の巨匠・筒井康隆が本気で挑む、これぞライトノベル。
21世紀の“時をかける少女”の冒険が始まる!

筒井さんはあとがきで、「通常のラノベとして読むエンタメの読みかた」と「メタラノベとして読む文学的読みかた」の2つの読み方があるとした上で、「どちらでもお好みの読みかたで読んでもらってもよいが、できれば両方の読みかたで読んでいただければありがたい」と述べています。
筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』あとがき Illustration/いとうのいぢ | 最前線
筒井さんは、あとがきで5回「太田が悪い」と言及している太田さんと『ビアンカ・オーバースタディ』について、Web上の日記「偽文士日碌」で触れています。2008年7月11日の日記では最初の原稿が載る「ファウスト」の発行が遅れていること、2011年9月23日の日記では原稿を渡してから3年の月日が経っていることに触れています。
笑犬楼大通り 偽文士日碌(2008年7月11日)
笑犬楼大通り 偽文士日碌(2011年9月23日)

ビアンカ・オーバースタディ (星海社FICTIONS)

ビアンカ・オーバースタディ (星海社FICTIONS)

  • 作者:筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/08/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
文: 青山祐太郎

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