『アルプスの少女ハイジ』を“現代風”のイラストで描いた児童書が、角川つばさ文庫から刊行されました。同書のサイトでは、ハイジやクララ、ロッテンマイヤーさんなどおなじみの登場人物がかわいらしい絵で紹介され、じわじわと話題になっています。価格は609円(税込)です。
▽ 角川つばさ文庫/アルプスの少女ハイジ
角川つばさ文庫による『アルプスの少女ハイジ』は、“かわいいイラストで読む名作”として、作家の万里アンナさんが文章を、イラストレーターのうっけさんが絵を担当しています。原作はスイスの作家、ヨハンナ・シュピリの同名作品です。
同書を紹介するカラフルなページには、作中のシーンやあらすじ、登場人物のイラストが掲載されています。あらすじでは、主人公のハイジを取り巻く環境を分かりやすく説明。最後は「かわいいハイジのえがおで元気になれる!一生ものになる1冊!」と締めくくられています。キャラクター紹介には、ハイジやクララの周囲で暮らす人々が登場。日本で1974年に放送されていたアニメ版の絵と比べると、全体的にふわっとしたかわいい雰囲気が出ています。
角川つばさ文庫は同作以外にも、ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」シリーズや、赤川次郎さんの推理小説「三毛猫ホームズ」シリーズ、宗田理さんの「ぼくら」シリーズなど、さまざまな作品を“現代風”のイラスト付きで刊行しています。
- 作者:ルイス・キャロル
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2010/03/14
- メディア: 新書