建築の専門誌『建築知識』で、1年ぶりに“アニメ系”以外のデザインが表紙を飾りました。同誌の編集部は発売前に、Twitterで「(2013年)1月号からは普通の子に戻ります」と宣言していました。2012年1月号から12月号まで続いた“アニメ表紙シリーズ”は終了し、2013年1月号から「マジメな建築知識」になるとしています。
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エクスナレッジが刊行する『建築知識』では、2012年1月号の“萌え系”イラストを皮切りに、1年間にわたってアニメやマンガをモチーフにした表紙を採用してきました。そのジャンルは幅広く、2012年3月号には「ルパン三世」が、2012年9月号には「初音ミク」が登場。2012年1月号以前の表紙はシンプルなデザインや写真を使ったものが多く、このアニメ表紙シリーズは歴代の表紙の中でも“異色”であることが分かります。
左は2011年発売号一覧、右は2012年発売号一覧。どちらも同じ雑誌だ
同誌の編集部は、2012年12月にTwitter(@xk_kenchi)で「賛否両論あった『建築知識』のアニメ表紙シリーズも現在発売中の12月号をもって終了」と発表していました。2012年12月20日発売の2013年1月号からは「普通の子に戻ります」として、アニメ表紙シリーズ以前の雰囲気を取り戻した表紙デザインを採用しています。表紙を“アニメ系”にした理由は「建築知識をご存じない(主に若い)方の目に少しでも触れるように」という試みだったそう。今後の表紙については「またいつかハメを外すこともあるかもしれませんが、温かく見守っていただければ幸いです」としています。