宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月28日(木)、「はやぶさ」「IKAROS(イカロス)」両プロジェクトチームの解散を発表しました。「はやぶさ」が採取した小惑星サンプルとそれを維持・管理するキュレーション業務は、宇宙科学研究所へ移管されます。
▽ http://www.jspec.jaxa.jp/hottopics/20130328.html
解散が発表されたのは、小惑星探査機「はやぶさ」、太陽光の力で推進する宇宙ヨット「IKAROS」の2つのプロジェクトチームです。両プロジェクトは終了の審議に付され、当初の目的を達成しプロジェクト業務を全うしたと認められたことから、解散が決定しました。
「はやぶさ」は2003年5月に打ち上げられ、2005年9月に小惑星「イトカワ」に到着してサンプルを採取。その後さまざまなトラブルを乗り越えて2010年6月に地球への帰還を果たしました。大気圏突入の様子はUstreamなどで中継され、注目を集めました。「IKAROS」は2010年5月、金星探査機「あかつき」とともに打ち上げられ、ソーラーセイルの展開や金星の撮影などに成功しました。
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