ライトノベル「ゼロの使い魔」シリーズで知られる作家のヤマグチノボルさんが、4月4日に亡くなりました。41歳でした。ヤマグチさんは2011年にがんであることを公表しており、手術後も闘病生活を送っていました。
▽ 【訃報】ヤマグチノボル先生
ヤマグチさんの訃報は、代表作「ゼロの使い魔」を刊行するメディアファクトリーのMF文庫Jにより、4月11日(木)にWebサイト上で発表されました。葬儀はヤマグチさんの意向で、4月10日(水)に家族葬として執り行われたとのことです。「ゼロの使い魔」シリーズの最新作である第21巻は執筆途中でしたが、ヤマグチさんの死去に伴い第20巻で未完となりました。
同レーベルの編集長・三坂泰二さんは訃報と共に、ヤマグチさんへの思いを記載。勇気と思いやりとユーモアにあふれていたというヤマグチさんの人柄は、「初めてお会いした時から 精神的にも肉体的にも困難な状況にあったお別れの直前まで」まったく変わらなかったとしています。
ヤマグチさんと親交のあったマンガ家・片倉真二さんはTwitter(@katakura_shinji)で、「病室で、今までお互い言えなかった事を何時間も言い合ってきた」とツイート。生まれ変わったら何になりたいかとヤマグチさんに聞くと、「もう一度自分に生まれたい。すっごく幸せだったから」と返ってきたとのエピソードも明かしています。
▽ Twitter / katakura_shinji: ヤマグチノボルさんに関しては先月病室で、今までお互い言えなか ...