大好きなあの文庫本のカバーを、自分好みのデザインで“ちょっと特別”に彩れるとしたら……? カバーと表紙のデザインを貼り替えてオリジナルデザインの文庫本を作るプロジェクト「オリジナル装丁文庫」がスタートしました。公開された“本番サイト”前のプロローグページでは、デザイナーやイラストレーターが制作した、作家・村上春樹さんの『海辺のカフカ』などのカバーデザインが紹介されています。
▽ http://www.balcolony.com/osb/
「オリジナル装丁文庫」は、カバーと本の表紙を貼り替えて作る、オリジナルデザインの文庫本です。プロジェクトを考えたきっかけは、本棚に並ぶ好きな本を「ちょっと特別」にしたらうれしいかも、という思い付きだったそう。発起人でグラフィックデザイナーの三河史尭さん(@mi_fumi)は、オリジナルデザインの装丁が「本に興味を持つきっかけになれたら」とコメントしています。
これまでに制作された文庫本のカバーデザインは、谷川俊太郎さんの『これが私の優しさです』、村上春樹さんの『海辺のカフカ』、S.E.ヒントンさんの『アウトサイダー』の3作品。物語の雰囲気を表すかのようなイラストを見ていると、どんな内容が書かれているのか気になって思わず手に取ってみたくなります。
同プロジェクトでは、「この本の装丁を作ってほしい」というリクエストや、友人へプレゼントしたいなどの相談も受け付けるとのこと。さらに、プロジェクトを一緒にやってみたいというデザイナーやイラストレーターも募集しています。