長野県の鉄道会社・しなの鉄道は2014年夏、観光列車「ろくもん(ROKUMON)」の運行を開始します。列車のデザインや名前のモチーフは、かつて信濃国(現在の長野県、岐阜県の一部)で栄えた「真田氏」です。
▽ http://www.shinanorailway.co.jp/news/2014/01/1170.php
「しなの鉄道沿線地域の魅力満載列車」をコンセプトに、軽井沢~長野沿線の景観や歴史、文化、食を満喫できる観光列車が走行します。列車の名称「ろくもん」は、真田氏の家紋「六文銭(六連銭)」から命名。ボディは真田幸村が編成した「赤備え」の部隊をイメージした濃い赤で塗装し、「六文銭」「結び雁金」「洲浜」の3つの家紋をゴールドで配色しています。
「ろくもん」は3両編成で、1号車は子どもの遊び場を設置したファミリー・グループ向けの車両。2号車は車窓を楽しみながら食事ができるカウンター席とソファ席、3号車には2人組の乗客向けの個室風座席が設けられます。車両の床やイス、テーブルなどには、長野県の木材を使用。車両のデザインは、JR九州の観光列車「ななつ星 in 九州」や、和歌山電鐵 貴志川線「いちご電車」「おもちゃ電車」など、さまざまな列車を手掛けてきた水戸岡鋭治さん(ドーンデザイン研究所)が担当します。
左から1号車、2号車、3号車のイメージ