ノロウイルスの感染を防ぐには、徹底した手洗いが対策の1つとして挙げられています。見落としがちな爪周りや手首の内側などもしっかりと洗って、感染予防に努めましょう。効果的な「衛生的手洗い」の手順や、医師、厚生労働省などが教える手洗いのポイントを紹介します。
■ ノロウイルス対策には「衛生的手洗い」
<洗って、ふいて、消毒>
▽ http://pro.saraya.com/sanitation/noro/taisaku/tearai.html
ノロウイルス対策には「洗って、ふいて、消毒」までを行う「衛生的手洗い」が効果的とのこと。まず流水で汚れを落としてから、石けんをよく泡立て、手のひらや指の間などをもみ洗いします。手首も忘れずに洗いましょう。流水でよくすすぎ、ペーパータオルでしっかり水気を取ります。最後にアルコールベースの速乾性手指消毒剤で消毒して完了です。
<手洗いが不十分になりやすいのは指先>
ノロウイルスの大きさは細菌に比べて1/30~1/100と、ウイルスの中でも特に小さいそう。そのため、特に手のしわへ深く入り込んでしまいます。最も手洗いが不十分になりやすい箇所は、親指や爪周り。手首の内側も洗い忘れがちです。
<手洗いのタイミングは?>
帰宅時だけでなく、ゴミなどの汚れものを触ったときや、食品を取り扱う前、手袋着用の前後にもしっかりと手を洗いましょう。特にトイレの後や、嘔吐物・排泄物などを取り扱った際は、2度洗いが望ましいとのことです。
<石けんの種類別の手洗い&アルコール消毒の手順>
▽ SARAYA | 100万人の手洗いプロジェクト
上記のエントリーでは、衛生的手洗いの手順をイラスト付きで分かりやすく解説。液状・泡状それぞれの石けんを使った洗い方、爪ブラシを使った洗い方、消毒液の使い方などをまとめています。子ども向けのより簡単な説明もあります。
■ 厚生労働省による「手洗いの手順」
▽ 手洗いの手順 | 厚生労働省(PDF)
厚生労働省は、手洗いの手順をリーフレットとしてサイトで配布しています。手のひらや手の甲など、それぞれの箇所を5回程度ずつしっかりもみ洗いします。腕やひじも忘れずに洗いましょう。水で十分すすいだ後はペーパータオルや手指乾燥機を使い、タオルの共有はしないよう呼び掛けています。
■ 医師が教える手洗い・うがいのポイント
▽ インフルエンザ・風邪予防に!お医者さんが教える「手洗い・うがい」のしかた - はてなニュース
はてなブックマークニュースでは以前、医師が教える手洗い・うがいの動画を紹介しました。手洗いが不十分になりがちな親指は、付け根からにぎってねじりながら洗い流します。うがいをするとき、口に含むのは水かぬるま湯。上を向き、喉を洗うように「ガラガラガラ…」とうがいをします。10程度数えてから水を吐き出したら、この手順をもう1度繰り返します。
▽ http://www.youtube.com/watch?v=N_kY0r--O-k
Title Photo by U.S. Department of Agriculture