たくさんの和菓子店が軒を連ねる京都。さまざまな名店の中から、思わずときめく“かわいい和菓子”を集めてみました。お土産としてはもちろん、自分用にも買いたい5品です。
■ Crochetの京あめ
「Crochet」は、京都のあめの技術に、ヨーロッパのあめの美しさが融合した京あめブランド。1876年創業の京あめ工房・今西製菓が製造しています。白を基調とした店内に入ると、ブルー×ピンク、オレンジ×イエローなど、あめの発色の美しさが目を引きます。
1つ1つの商品が、シンプルなデザインの箱に入っています。
京都本店(下京区)限定の「シェルブールの雨傘」は、フランス映画「シェルブールの雨傘」で主人公のカトリーヌ・ドヌーヴが着ていたドレスの配色をモチーフにしています。味は、さわやかでほどよい甘さのヨーグルト風味。かむと、サクサクとした独特の食感が楽しめます。
■ UCHU wagashiの落雁
厳選した素材で落雁を作る「UCHU wagashi」のコンセプトは、「人をわくわくさせたり、しあわせにする和菓子。」。純日本糖である和三盆糖を使用しています。
ポップなデザインの箱には「made in kyoto」の文字。
薄い扇型が珍しい「drawing」。ピンク、パープル、ブルーなど、色とりどりの落雁をピースに見立てています。口に含むとスッと溶け、黒砂糖のような自然の甘さが舌の上に残ります。
■ nikinikiの生菓子
▽ www.nikiniki.co.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。
京都のお土産として人気が高い「生八つ橋」。八つ橋メーカーの老舗・聖護院八ツ橋総本店がプロデュースする「nikiniki」は、生八つ橋と食材の新たな“出会いの場”を提供する店として登場しました。
ショーケースに並ぶ個性的な商品の中で気になったのが、季節やイベントごとにモチーフが変わる生菓子。カラフルな生八つ橋でこしあんや白あんなどを包んでいます。筆者が店を訪れたときは、春らしい「printemps(プランタン)」という生菓子が販売されていました。
生八つ橋のお店とは思えない、洋菓子のようなパッケージ。
花びらに蝶が止まっているような生菓子と、クローバーとテントウムシをデザインした生菓子の2個が入っています。あんの甘さと、ニッキの風味が絶妙にマッチしていました。
■ 亀屋良長の宝ぽち袋
▽ http://kameya-yoshinaga.com/item/takara_pochi/
1803年に創業した京菓子の老舗「亀屋良長」。伝統的な京菓子に加え、パティシエがプロデュースする菓子ブランドなども展開しています。
おすすめしたいのは、モダンなぽち袋の中に干菓子が入った「宝ぽち袋」。ぽち袋は、オリジナルのテキスタイルで地下足袋や和服、家具などを制作する京都のブランド「SOU・SOU」のもの。三重県津市の伝統工芸品・伊勢木綿を使用しています。こちらのテキスタイルは、「間がさね 宮美」という名前。カラフルな配色が特徴です。
中に入っている干菓子は、打ち出の小槌や米俵、七宝など、縁起物をモチーフにしています。干菓子を食べたあとも楽しめる一品です。
■ 日菓の和菓子
▽ 古銭買取のおすすめは?-古銭好き日華のブログ | 古銭の買取について、どこに売るのがよいのかや、買取相場などをまとめています。
京都の女性和菓子ユニット「日菓」。さまざまなイベントに参加し、和菓子の販売やワークショップを実施しているほか、2012年にオープンした工房(北区)で、月に一度だけ「月一日菓店」を開店しています。
「月一日菓店」は、数に限りがあるため、事前予約を行う場合も。4月に販売されたのは、「桜の眺め」「花泥棒」「草かんむり」の3つでした。
透明感のある薄い水色が美しい「桜の眺め」は外郎(ういろう)製。花見の季節、桜がブルーシート色の地面を眺めているというコンセプトで作られています。中には白あんが入っていました。
「花泥棒」は饅頭の皮を用いた蒸し菓子・薯蕷(じょうよ)。外はふわっとした食感で、中のこしあんは自然な甘さでした。
こなし菓子の「草かんむり」。冠のような形をした生地の先端には、金箔が乗っています。ほろっとほどけるような食感が印象的でした。
見た目も、味も大満足な京都の和菓子。京都を訪れた際は、ぜひ食べてみてください。