国土交通省は9月1日(月)、航空機内における電子機器の使用制限を緩和しました。機内モードに設定したスマートフォン、デジタルカメラなどの通信用電波を発しない電子機器は、多くの機体で離着陸時にかかわらず常時使用可能に。着陸後に滑走が終了したあとは、通信用電波を発するものを含めたすべての電子機器が使用できます。
▽ 報道発表資料:航空機内における電子機器の使用制限を緩和します - 国土交通省
航空機内での電子機器の使用は、安全な運航に支障を来すおそれがあることから航空法に基づいて制限されています。今回の規制緩和は、欧米での規制方針の変更などを踏まえたもの。運航の安全を確保しながら旅客にとっての利便性を向上させるため、これまでの制限内容が見直されました。
新しい方針では、電子機器が発する電波への耐性に応じて航空機を区分。その区分ごとに、使用可能な電子機器の種類と時間帯を設定しています。作動時に通信用電波を発しない電子機器の使用はこれまで上空飛行中のみに限られていましたが、今後は多くの機体で常時使用可能になりました。またこれまですべての航空機でドアクローズ時の使用が禁止されていた無線式ヘッドフォンや無線式マウスなども、最も電波耐性のある機体では常時使用できます。
JALやANAのサイトでは、規制緩和後の電子機器利用ルールについてまとめたページを公開しています。使用可能な電子機器の種類や時間帯、機体の種類ごとの制限内容などが確認できます。
▽ https://www.jal.co.jp/info/other/electronic.html
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