「SLAM DUNK」「バガボンド」などで知られるマンガ家・井上雄彦さんが描いた屏風(びょうぶ)「親鸞」の特別展示が、東本願寺(京都市下京区)で11月1日(土)から11月3日(月・祝)まで開催されます。同期間に東本願寺で開催される秋の渉成園特別公開に合わせたもの。井上さんは六曲一双の屏風で「真実を求めようとする人間・親鸞」を表現しています。
▽ INOUE TAKEHIKO ON THE WEB | 11月1日~3日 秋の渉成園特別公開で「親鸞」を特別展示
▽ 東本願寺
屏風「親鸞」は、東本願寺の別邸である渉成園の特別公開に際し、園内の閬風亭(ろうふうてい)で展示されます。2011年に期間限定で一般公開された同作は、宗祖親鸞聖人750回御遠忌の記念事業として依頼を受けた井上さんが制作。屏風には、井上さんが強く共感したという親鸞の「自己と向き合う姿」「懊悩(おうのう)する姿」「民衆とともに歩む姿」が描かれています。
さらに園内では、版画家・棟方志功さんが宗祖親鸞聖人700回御遠忌の記念事業で描いたふすま絵のある園林堂(おんりんどう)も公開。臨池亭(りんちてい)と滴翠軒(てきすいけん)での茶席も用意します。同園の参観時間は各日午前9時~午後5時(受け付けは午後4時半まで)。参観の際は、庭園維持として1人500円以上(高校生以下は1人250円以上)の寄付が呼び掛けられています。
※記事初出時、タイトルでマンガ家の井上雄彦さんについて「井上雅彦」と記載していました。2014年10月29日(水)午後7時52分に当該箇所を修正しました。お詫びして訂正いたします。