はてなブログやはてなブックマークで見つけた風景を紹介していきます。厚生労働省と文部科学省が1月20日、今春卒業予定の大学生の内定率を公表しました。女子は81.9%で、1996年の調査開始以来もっとも高いとのこと。一方、はてな匿名ダイアリーには、今日もリアルな生活者の声が投稿されています。東京で家賃補助のない一人暮らしをしているだけで、ただちにワーキングプアとなってしまうかもしれない、と訴えています。
福岡の派遣会社に就職し、東京のメーカー子会社に派遣されたという、28歳の投稿者。派遣会社との間で安定した雇用関係がある、いわゆる特定派遣の立場ですが、これを廃止する法改正案がかねてより話題になっています。2015年に施行されるかまだ分かりませんが、特定派遣の廃止の他にも、派遣労働者がひとつの職場で働く上限を3年とするなど、より不安定な働き方を強いられるかもしれない見直し案に、不安の声があります。
匿名の投稿者は「せっかく東京に派遣されてるので給料の高い首都圏で転職活動をはじめるつもりでいるのだけれど、いかんせん家賃がネックになる」といいます。現状は、派遣会社が家賃と光熱費を負担しており、手取り22万円で生活していると書いています。はてなブックマークのコメント欄から、いくつかユーザーの見解をご紹介します。
「家賃光熱費なし手取り22万で何とかにしかならない生活をそもそも改めるべき。なににそんなに使ってんだよ」
「23区内での一人暮らしは、それなりの収入ある者にのみ許される贅沢なライフスタイル。貧民は府中か埼玉か千葉か川崎に棲めばおk」
「シェアハウスは駄目なのか?シェアハウスは家賃を抑えられるメリット以上に水道光熱費を抑えるメリットがある」
「川崎市に住めよ」
「え、でも、車のローンないんだよね? 駐車場代もガソリン代も車検代も自動車保険料も払ってないんだよね? 田舎住まいだとローンなくても月3~4万ぐらいはかかるよ?」
とのことでした。
▽ 東京で家賃補助のない一人暮らし、この一点でワープア一直線
Title Photo by Kevin Dooley